第622話
木嶋は、
「かれんさん、お気遣い…ありがとうございます。」かれんさんに頭を下げていた。
かれんさんは、
「誰にでも、そう言うことは…ありますよ!肩を、落とさないで下さい。私にも、似たような経験がありますよ。木嶋に話していた。
木嶋は、
「かれんさんにも、そんなことが、あったんだ!」首を縦に頷きつつ…
「かれんさん、話しをしなくていいよ!」かれんさんに優しく伝えたのである。
カラオケは、歌う人の好みが分かれてくる。
《ヘビーメタル》、《ロック》、《ポップス》、《演歌》、《アニメ》など…ジャンルを上げれば、キリがない。
その中で、木嶋の好きなジャンルは…
主に《ポップス》が主流になっていた。
木嶋は、
「かれんさん、他に好きな《アーティスト》は…いるの?」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「私は、《宇多田ヒカル》以外は、これと言って…好きな《アーティスト》いませんね!木嶋さんは…」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「そうだね!《長渕剛》以外は、色んな《アーティスト》を聴いているね。」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「私と同じですね!」苦笑いを浮かべていた。
カラオケボックスに入ってから、一時間が経過していた。
木嶋は、
「お互いに、歌いたい曲を、出し尽くしたみたいだね!」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「そうですね。歌いすぎで、喉が、《ガサガサ》していますよ。あとは、飲み物をオーダーした以外は、何も、しませんでしたね!」木嶋に告げた。
木嶋は、
「歌うことに夢中だったからね。たまには…良いのではないですか?」かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「そうですね!木嶋さん、カラオケの延長はしますか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「かれんさん次第でいいですよ。」かれんさんに一任した。
かれんさんは、
「どうしようかな?木嶋さんは、まだ…時間に余裕が、ありますか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、すかさず…左腕にしている腕時計で、時間を確認した。
「えっと、今の時間は、午後4時か…多少の…ゆとりがあるかな!」かれんさんに伝えた。
かれんさんは
「まだ、ゆとりがあるのですね!それでは、ここを出て…《コーヒーショップ》で、温かい飲み物を飲みませんか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「そうしようか。なるべく…駅に近い…《コーヒーショップ》がいいね。」かれんさんに希望を話していた。
かれんさんは、
「木嶋さんのご期待に添える場所は、ありますよ!」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「その場所に、【レッツゴー】だね!」
「行くのは良いのですが、まだ…カラオケボックスの会計が終わっていませんよ!」かれんさんは、冷静に…木嶋に話していた。
木嶋は、
「あっ…そうだったね!会計を終わらない限り…ここから、出ることは出来ないよね!」苦笑いをしていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、《せっかち》なんだから…」右手で、軽く…木嶋の左肩を叩いたのであった。
木嶋は、気遣いが出来る…かれんさんが、好きになっていた。