第620話
かれんさんは、
「木嶋さん、この曲を歌います。」木嶋に告げた。
木嶋は、
「かれんさんが、歌う曲は…何だろう?楽しみだな!」ワクワクしていた。
聞き慣れたイントロである。
木嶋は、
「何か…聴いたことがある曲だよ。」なかなか曲名が出てこない。
かれんさんは、
「木嶋さんが、《レンタル》してくれた…【宇多田ヒカル】ですよ。」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「えっ…かれんさん!【宇多田ヒカル】の曲は、難しいよ…。歌えるの?」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「最新のアルバム曲は…歌えませんが、デビューしたときの《ファーストアルバム》は、今でも…好んで聴いていますよ。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「そうだったの?自分が、《CD》を《レンタル》したときに、言ってくれれば良いのに!全く、聴いたことがないようなことを話していたから、驚いているよ!」かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「木嶋さんを、困らすようなことをして、ゴメンなさい!」木嶋に頭を下げていた。
木嶋は、
「かれんさんに、怒っているんじゃないよ。身近に、同じ《アーティスト》を好きな人は、なかなかいないので、更に…親近感を感じてきたよ!」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「ありがとうございます。」木嶋に告げた。
かれんさんが、歌い始めた頃…
ドアを、ノックする音が聞こえていた。
女性店員さんが、
「お待たせしました…ホットコーヒーとホットティーです。」
手際よく…飲み物を、テーブルの上に置いた。
「ごゆっくり…どうぞ!」木嶋に告げ、部屋から出て行った。
かれんさんは、
「木嶋さん、浮気は…ダメですよ!」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「かれんさん、自分が浮気をするような…《タイプ》だと思っているの?」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、目で…女性店員さんを、追いかけていましたよ!」木嶋に問いかけてい。
女性の感性は鋭い。
木嶋は、
「かれんさん、何で…判ったの?目で…追っていたのは、否定はしないよ!どんな人なのかな?と…興味があったんだ。」かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「まっ…それくらいなら許します。」寛大な笑顔を見せていた。
木嶋は、
「ありがとうございます。」かれんさんに答えていた。
間奏が終り…かれんさんが、再び…マイクを持ち、歌い始めていた。
木嶋は、自分が歌う曲を、選曲していた。
かれんさんが、歌い終えた。
「木嶋さん、一曲…歌い終えたときは、気持ちがいいですね!」
心地よい…汗をかいていた。
木嶋は、
「部屋の暖房も効いているからね。冷房にしようか?」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「暖房より、冷房がいいですね。切り替えましょう!」木嶋の考えに同意をした。
木嶋は、エアコンの設定を…暖房から冷房に切り替えたのであった。
かれんさんは、
「木嶋さん、選曲をしたのですか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「今、選曲中です。」かれんさんに答え、【タッチパネル】のキーに入力して送信したのである。