第617話
木嶋は、
「ゲームが終わったら、《ゲームセンター》から移動しようよ!」かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「そうですね!《ゲームセンター》で、熱中してしまったら…【カラオケ】に行くことが出来なくなってしまいますからね!」木嶋に伝えた。
木嶋は、ただ…頷いていた。
かれんさんの【ゴルフゲーム】が終り…立ち上がった。
木嶋は、
「かれんさん、【ゴルフゲーム】は、楽しかった?」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「楽しかったですよ!木嶋さんは、【野球ゲーム】は、どうだったのですか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「毎日…《ゲーム》をやり込んでいないので、大敗を喫してしまいました。」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「大敗ですか?なぜ…そんな結果になってしまったのですか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「はるかさんから、電話が掛かって来て、話しながら…【ゲーム】をしていたので、気がついたら…コンピューターの一方的な展開になってしまったのです。」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「はるかさんから、連絡があったのですか?どんな会話をしたのですか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「明日…横浜で会わないか?と問いかけて来たよ!」
「それで、木嶋さんは…何と、答えたのですか?」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「今日は、ダメだよ。明日なら、OKだよ…とね!」かれんさんに…そう答えたのだ。
かれんさんは、
「明日…ですか?私…お店がなかったら、木嶋さんに密着取材をしますよ。」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「かれんさん、明日は、仕事なの?」かれんさんに聞いていた。
かれんさんは、
「明日は、お店の《ラストイン》なので、残念ながら…木嶋さんに着いて行くことが、出来ません。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「明日、《ラストイン》だったの?教えてくれれば良かったのに…。それなら、なおさら…店に出なければいけないよね!」かれんさんの顔を見つめ、ため息が漏れていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、私が…居ないからと行って、はるかさんと、仲良くなりすぎても、ダメですよ!」木嶋に同意を求めていた。
木嶋は、かれんさんが、《シグナル》を出していることに、気がついた。
【その《シグナル》は、はるかよりも、私を大切にして欲しいと言う…アピールである。】
「木嶋さん、何か?不安があるのですか?」かれんさんが、木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「不安は、ありますよ!自分は、明日…はるかと会っていいのか?分からないんだよね!」一人で呟いた。
かれんさんは、
「そんなことないですよ!木嶋さんは、自分の色を出した方がいいですよ!」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「自分の色を出すのは、難しい問題だよ。」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「木嶋さんなら、出来ますよ!」木嶋を激励したのだ。
木嶋は、
「ありがとうございます」かれんさんに頭を下げていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、分かって頂き…ありがとうございます」木嶋に話したのであった。