第613話
木嶋は、
「かれんさん…やはり、はるかさんを…意識しているのかな?」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「はるかさんを、多少なりとも、意識がないと言ったら…嘘になりますよ。」木嶋に告げたのだ。
木嶋は、
「そうだよね!」頷いていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、そんなに困った顔をしないで下さい。」木嶋に話していた。
木嶋は、
「ゴメンね!」ただ…謝るしかなかった。
「木嶋さん、まだ…帰るまでに時間はありますよね?」かれんさんは、木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「チョット…待って!」 腕時計で時間を確認していた。
「まだ、午前11時頃か…帰るまでには、余裕がある。」一人で呟きながら…
「かれんさん、まだ…大丈夫ですよ!かかれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「これから、《ゲームセンター》に行きませんか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「ゲームセンター…ね!たまには、気分転換にはいいかな!うん、行こうよ!」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「ヤッター!」両手を上に挙げて…喜んでいた。
木嶋は、
「この街にあるの?」素朴な疑問を抱いていた。
「この街にありますよ!」かれんさんは、木嶋に話したのであった。
木嶋は、最近…《ゲームセンター》で、遊ぶ時間が無くなっていた。
《ゲーム》と言っても…色んな【ジャンル】の《ゲーム》がある。
日本人は…
【熱しやすく、覚めやすい。】と言う言葉があるが、まさに…その通りである。
木嶋も、例外ではない。
「かれんさん、何の《ゲーム》をするの?」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「私は…麻雀などはやりません。プレイするのは…木嶋さんと同じスポーツですよ。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「スポーツと言っても…色んなジャンルがあるよ!まさか…《野球》じゃないだろうね!」かれんさんに聞いていた。
かれんさんは、
「ブー」と、口を尖らせ…両手で、×印をしていた。
「私が、プレイしたいのは…【ゴルフ】と【サッカー】です。」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「えっ…【ゴルフ】と【サッカー】なの?意外と言えば、意外だね。」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「木嶋さんから見たら…そうかも知れませんね!私…【ゴルフ】は、一度、ラウンドしてみたいのです。」切実な思いで、木嶋に話していた。
木嶋は、
「そっか…。【ゴルフ】は、紳士の《スポーツ》と言われ、時間にも、厳しいよ。かれんさん…大丈夫?」かれんさんを心配していた。
かれんさんは、
「ただ、やみくもに…【ゴルフ】をやりたいと言っているのではありません。私のパパは、趣味で…【ゴルフ】をしているので、上手くなりたいと…その一心なのです。そのための《イメージトレーニング》です。」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「分かりました。自分も、【ゴルフ】の《ゲーム》をやって見ようかな!」かれんさんに同意を求めた。
かれんさんは、
「一緒に、プレイしましょう。」木嶋に話したのであった。