第611話
かれんさんは、
「いつも…木嶋さんが、私に、《サプライズ》をしているので、ついつい…この《スタイル》になってしまいました。」笑顔で、木嶋に答えていた。
木嶋は、
「かれんさんが言う通り…何度か…《サプライズ》したよね。最初から、驚かそうと考えていたわけではないよ。いい機会なので、その洋服で出かけて見ようか?」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「木嶋さん次第ですよ!」にこやかな表情で話していた。
木嶋は…
「出かけるにしても、横浜には行かないよ!近場でいいよね!」かれんさんに尋ねていた。
「私も、横浜には…こだわりはありません。地元でいいですよ。好かれんさんは、木嶋に伝えたのである。
木嶋は…好きな女性が、ミニスカートを履いていることに抵抗はない。
「かれんさん…《スタイル抜群》なので、似合うよ。」かれんさんに告げた。
かれんさんは、顔を赤く染めていた。
窓を明け…外の天気を見た。
「おっ…今日は、冬晴れだよ。」木嶋は、かれんさんに話したのである。
かれんさんは、
「いくら近場とは言え…《ミニスカート》で出かけたら…痴漢に遭遇しますかね?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「うーん…何とも言えないね!もし、遭遇したら、自分が…犯人を追いかけますよ!」頼もしい言葉を、かれんさんに返していた。
かれんさんは、
「木嶋さんが、そこまで言うなら…この上に、《黒のロングコート》を着ていきますよ。」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「かれんさんが、大きな声で叫べば…周りの人も、協力してくれると思うよ!」かれんさんを勇気づけていた。
かれんさんは、もう一度…自分の部屋に戻って行った。
「木嶋さん、お待たせしました。」木嶋の背中を叩いていた。
木嶋は、
「良し…出かけよう。」
かれんさんの左手を握り締めていた。
かれんさんは、右手で…鍵をかけたのである。
年末年始は、犯罪も多い時期である。
社会人の人は、【冬のボーナス】が支給されている。
それを当て込んで、彼氏や彼女に、高価なプレゼントをするのである。
最も…木嶋も同じである。
普段から、節約すれば問題はない。
しかし、男性は、【見栄っ張り】な部分を持ち合わせている。
それは、なぜだろう?
ふと、考えると…自分の好きな人には、良く思われたいと言う…心理が働いている。
自分に、背伸びしたところで、いつかは…解れてしまうのである。
木嶋に、そんな器用なことは出来ない。
はるかにしても、かれんさんにしても、普段と同じように接することで、理解をして頂くことが…ベストな選択なのである。
そう言いつつも、無理をしてしまうのである。
かれんさんの《X'masプレゼント》は、木嶋なりの苦労もあるのだ。
木嶋が苦労してることは、はるかには、まだまだ…時間が掛かると思うのであった。