第608話
かれんさんは、
「木嶋さん、今まで…他の《アーティスト》は、聴いたことはなかったのですか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「他の《アーティスト》に、興味が…なかったってことはないよ。同じ《アーティスト》を聴いているのと、安心感があったんだ。」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「それでは、いけませんよ。確か…木嶋さん、今…イベントのリーダーをやっていると、話していましたよね?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「はい。イベントのリーダーをやっていますよ。」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「若いメンバーと、行動をしているなら、新しい《アーティスト》を開拓しないと、時代遅れと、言われてしまいますよ。」木嶋に伝えた。
木嶋は、頷きながら…
「そうだね。若いメンバーから時代遅れと言われないように、頑張ります。《松任谷由実》の他に、かれんさんが、お薦めの《アーティスト》は、いれば教えて下さい。」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「そうですね…お薦めしたい《アーティスト》は、【西野カナ】、【中島美嘉】などは、いかがですか?」木嶋に話していた。
木嶋は、
「今…かれんさんが、言われた2人の《アーティスト》は、自分は…初めて聞きました。」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「これから、私が…お店の仲間から、色んな情報を聞いて、木嶋さんに教えますね!」木嶋に理解を求めた。
木嶋は、
「よろしくね!」かれんさんが、愛しく思っていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、甘酒を作ってあるので、一緒に飲みませんか?」
「甘酒を作ってくれたんだね!ありがとう。」木嶋は、かれんさんに感謝していた。
甘酒と言えば…今の時期に飲むのが、当たり前である。
木嶋は、一口…甘酒を飲んだ。
「酒粕を入れてあるよね?」かれんさんに聞いていた。
かれんさんは、
「入れてありますよ。酒粕を入れないと…おいしくないですからね!」木嶋に伝えた。
木嶋は、納得していた。
「もう…こんな時間になるのか?」
かれんさんは、
「木嶋さん、もう一日…泊まって行きますよね?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「もちろん、泊まって行きますよ!」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「ありがとうございます。」木嶋に笑顔で返した。
木嶋は、その笑顔に癒されていた。
「私、明日の朝…木嶋さんのために、頑張ります。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「無理をしないでね!」かれんさんに優しく声を掛けていた。
「はるかは、今…どうしているのだろう?」実際は…不安に駆られていた。
かれんさんが、
「はるかさんなら、楽しく遊んでいますよ!」木嶋を励ましていた。
木嶋は、
「そうだよね!何事も楽しくなければいけないよね。」かれんさんに呟い(つぶや)ていたいた。
かれんさんは、
「木嶋さん、はるかさんにも、優しいんだから。」少し…拗ねた声で、木嶋を心配させていた。
木嶋は、
「今の自分には、かれんさんが…《No.1》だよ。」かれんさんの耳元で、囁いた。