表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
601/968

第601話

かれんさんは、

「ヒャー…冷たい。」声を出していた。

木嶋は、

「そりゃあ…《熱冷ましシート》は冷たいよ。冷たくなったら意味がない。貼る前に、使用期限しようきげんの確認をしたから大丈夫だよ。」かれんさんに告げた。

かれんさんは、

「心配を掛けて、ごめんなさい。」木嶋に伝えた。

木嶋は、

「気にしなくていいよ。れから、おかゆを温めるからね、ベットで待ってて。」かれんさんに話し、キッチンに向かった。

木嶋も、熱があるときは、《熱冷ましシート》を使う。

あまりにも、高熱こうねつの状況が続く場合は…《熱冷ましシート》よりも、《氷枕こおりまくら》が効果的こうかてきである。

「えっ…と、お粥はどこにあるかな?」木嶋は、キッチンの周りを探していた。

「おっ…見つけたぞ。」

かゆは、玉子粥たまごがゆである。

「賞味期限は…大丈夫だな。」木嶋は、ふくろを持ち、ガスだいの上で、沸騰ふっとうしていた鍋に入れた。

待つこと…5分。

お粥を、少し大きめなうつわに移した。

木嶋は、スプーンを使い、一口ひとくち食べてみた。

「まだ、ぬるく感じるかな?」

木嶋は、心配になり…器に、サランラップを掛け、電子レンジに入れた。

待つこと…30秒。

ほど良い、温かさであった。

木嶋は…再び、スプーンで食べてみた。 「うん、これならいいかな?」納得した表情である。

洗いかごから、かれんさんのマグカップを出し、冷蔵庫から、烏龍茶うーろんちゃを取り出した。

トレーを使い…お粥と一緒に、マグカップ、烏龍茶を、かれんさんのベットに運んでいた。

「かれんさん、お待たせしました。」かれんさんに声を掛けた。

かれんさんは、

「木嶋さんが、作ってくれたんですね!嬉しいです。」木嶋に話していた。

木嶋は、

「残念ながらお粥は、作ったのではありません。かれんさんのキッチン周囲しゅういを探していたら…偶然ぐうぜんにも、見つかったんだ。それを温めました。」かれんさんに、正直に答えていた。

かれんさんは、

「そう言えば…私、スーパーの特売とくばいで、購入したのを思い出しました。」木嶋に伝えた。

木嶋は、

「それが、役に立ったね!」かれんさんを誉めつつ…

「かれんさん、おくちを開けて…」促していた。

かれんさんは、

「はい。」木嶋に向けて、口を開いていた。

木嶋は、

「フーフー」息を掛けながら、お粥をましていた。

かれんさんは、それを食べたのである。

「木嶋さん、熱すぎなくていいですよ。」木嶋に答えていた。

木嶋は、

「あまりにも、熱いと…した火傷やけどしてしまうからね。あっ…烏龍茶もあるよ。」かれんさんに話し、マグカップを渡したのである。

かれんさんは、マグカップを持ち…木嶋から烏龍茶をそそいでもらったのである。

木嶋は、

「かれんさん、チョット…待ってて!」かれんさんに待つように話したのだ。

かれんさんは、

「木嶋さん、また、何か?《サプライズ》でもあるのかな?」

昨日から、《サプライズ》が多いので、それはかりが気になっていた。

木嶋は、

「お待たせしました。」にこやかな表情で、かれんさんのベットに戻ってきたのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ