第597話
かれんさんが、最初に手にした色は…《ベージュ》である。
木嶋は、《ベージュ》を着た、かれんさんを見つめていた。
「うん、うん」と頷いていた。
「次の服を着て下さい。」木嶋は、かれんさんに声を掛けていた。
かれんさんは、
「OKです。」木嶋に答えていた。
試着室のカーテンを閉めた。
待つこと…5分。
かれんさんが、着替えを終え…カーテンを開けた。
「木嶋さん、先ほどの色から変わり、鮮やかな《ピンク》です。どうですか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、首を傾げながら…
「最後の服を着ようか?」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「了解しました。」木嶋に告げ、最後の服を手に取ったのである。
香月さんは、
「木嶋さん、ここまで…明るい色を、かれんさんは着ましたが、最後に試着する《ブルー》は、とても落ち着いた色だと思いますよ。」木嶋に話していた。
木嶋は、
「自分の目で確認しないと、伝えようがないですね!」香月さんに答えたのであった。
試着室のカーテンが、再び…開いた。
「木嶋さん、この色は…どうですか?」かれんさんは、木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「なかなか…落ち着いた色のように、見受けられるよ。」かれんさんに答えたのだ。
かれんさんは、
「木嶋さん、ありがとうございます。」木嶋にお礼を述べていた。
木嶋は、
「一旦…私服に着替えてね!」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「は~い。」木嶋に話し、カーテンを閉めたのであった。
香月さんは、
「木嶋さん、どうしたのですか?」木嶋に尋ねたのであった。
木嶋は、
「今、頭の中で…かれんさんの似合う服を、どれしたらいいのだろう?と悩んでいますよ。」香月さんに相談していた。
香月さんは、
「木嶋さんは、どの色が好みですか?木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「自分の好みの色は、一番は…《ピンク》かな?ただ…ずっと着るなら《ベージュ》だと思います。香月さんの意見は…。」香月さんに尋ねていた。
香月さんは、
「私は、落ち着いた色の《ブルー》かいいですね。かれんさんなら、何色でもいいと思いますよ。」木嶋に伝えた。
かれんさんが、試着室から出てきた。
「木嶋さん、何色が似合っていますかね?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「香月さんと、意見が分かれています。」かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「木嶋さんは…?」
「そうだね。ずっと着るなら《ベージュ》。今しか着ないのなら《ピンク》だね。」木嶋は、かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「香月さんは…」香月さんに尋ねていた。
香月さんは、
「私なら、落ち着いた色の《ブルー》ですね!」
「香月さんは、《ブルー》ですか…。どうしようかな?」かれんさんは、悩んでいた。
木嶋は、
「あとは、本人の好みだよ。選んだのが一番いい色だと思うよ!」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「私、決めました。《ベージュ》にします。《ピンク》もいいですけど、これからのことを考えると…それが、ベストですね。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「ありがとうございます。」かれんさんに答えたのであった。