第582話
かれんさんは、
「ドラマと言えば…恋愛ものが主流ですよね!木嶋さんの年代だと、《織田裕二》さんの【東京ラブストーリー】が有名ですかね?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「かれんさん、バブル絶頂期の【東京ラブストーリー】…良く知っていたね!曲は、誰が歌っていたか?分かるかな?」かれんさんに尋ねたのだ。
「確か…小田和正さんが歌っていましたよね?曲名は、《ラブストーリーは突然に》でしたよね?」かれんさんは、木嶋に答えたのだ。
木嶋は、
「正解です。良く曲名まで分かったよね?」かれんさんに関心していた。
かれんさんは、
「私、この曲が好きですよ。~あの日、あの時、あの場所、君と出会えなかったら~。と言うところですかね。まさに…自分たちを、表現していると思います。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「そうだね!出会いは、突然だし…別れも突然。運命があるとすれば、そうかも知れない。もう1つ…《織田裕二》さんの代表作があるのは、分かるかな?」かれんさんに聞いていた。
かれんさんは、
「何だろう?【東京ラブストーリー】以外にも、代表作があるのですか?分かりませんね。」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「正解は、【踊る大捜査線】ですよ。」かれんさんに答えを教えたのである。
「踊る大捜査線でしたか…忘れていました。映画を観てみたいですね。今度、一緒に観に行きたいです。」木嶋にアピールしていた。
木嶋は、
「今度は、映画デートだね!」かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「次回も、木嶋さんとデート出来ますね!」笑顔になっていた。
クイズ番組から、問題が出題されていた。
パネラーは、大学を出た芸能人である。
出身大学が、テロップで紹介されている。
【東京大学】、【京都大学】、【学習院大学】、【慶應大学】、【立教大学】など…パネラーの芸能人は、一流大学出身である。
木嶋は、
「パネラーの人たちは…かなりの《ハイレベル》だよ!」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「本当ですよね!私の通っている…大学の先輩(せんぱいはい、ませんね。」苦笑いをしていた。
木嶋は、
「自分なんか…足元にも及ばないよ。」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「今…パネラーに出ている人たちの中で、好きな芸能人はいますか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「好きな芸能人ですか?いますよ。」かれんさんに答えていた。
「誰ですか?」かれんさんは、木嶋の答えに関心を示していた。
なぜかと言うと…好きな芸能人の名前は言わずに、自分の名前を出すと確信していた。
これは、木嶋の手法である。
木嶋は、
「好きな芸能人は、菊川怜です。なぜ?好きかと言うと…【東京大学】出身もありますが、自分のタイプです。もちろん、今は…かれんさんが《オンリーワン》」です。かれんさんに話したのだ。
かれんさんは、
「ありがとうございます。」木嶋の答えが予想通りだったことに…
「ホッ…と」安堵した表情であった。