第580話
「コンビニに、《シャンパン》なんて…売っているのかな?」疑問を抱きながら…店内の売り場にあるビールの陳列棚を探していた。
売り場を探していると…
「これだ。賞味期限が近づいていた。かれんさん、《シャンパン》があったよ。」木嶋は、かれんさんに、優しく声を掛けた。
かれんさんは、
「チョット、待って下さいね!」木嶋に伝え、向かったのである。
かれんさんは、
「私が探していたのは、これですよ!」木嶋に話していた。
木嶋は、
「了解しました。それでは一緒に会計しましょう。」かれんさんにお金を預けて、木嶋は、一度…コンビニの外に出たのである。
待つこと…5分。
その5分が、外で待っている木嶋には、長く感じていた。
かれんさんが、コンビニから出てきた。
「木嶋さん、お待たせしました。」木嶋に声を掛けた。
木嶋は、
「寒さが身に染みる。」苦笑いを浮かべながら話していた。
かれんさんは、
「X'masの時期は、意外と寒いですよ!」木嶋に答えたのである。
木嶋は、
「早く、かれんさんの家に行こう!」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「もうすぐ家に着きますからね!」木嶋に伝えたのである。
コンビニから歩くこと…5分。
「木嶋さん、ここですよ!」
かれんさんの家に着いた。
木嶋は、
「ここなんだ。」建物を見上げていた。
外観を見ると…最近、建てたみたいである。
「かれんさん、随分、新しい《マンション》だね?」木嶋は、かれんさんに聞いていた。
かれんさんは、
「このマンションは、つい先日に竣工ばかりなのです。」木嶋に答えたのである。
木嶋は、
「ワンルームマンションかな?」かれんさんに問いかけていた。
かれんさんは、
「ワンルームマンションです。」
「この辺りは、横浜駅に近いから、家賃は高いだろうね!」木嶋は、かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「木嶋さんが、思っている通りです。」木嶋に答えたのである。
ドアを開けた。
木嶋は、
「自分が、頭の中で描いていた通りだよ。」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「ありがとうございます。」木嶋に話したのであった。
木嶋は、
「お邪魔します。」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「どうぞ!」荷物をテーブルの上に置いた。
続けて…
「木嶋さん、炬燵があるので、コンセントを入れて、待っていて下さい。」木嶋は、かれんさんから言われた通りに、炬燵のコンセント節電コードに差し込んだ。
先ほどまで…
「ガタガタ」と震えての寒さが、身体から消えていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、寒さは…なくなりました?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「あのままいたら…風邪をひいていたかもね?」かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「本当ですよ。木嶋さん、飲み物は何を飲みますか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「飲み物ね…《シャンパン》でいいよ。」かれんさんに答えたのである。
かれんさんは、
「分かりました。」木嶋に伝えたのである。