第573話
かれんさんは、
「何だろう?私、《ドキドキ》しちゃうな!」気持ちを込めて、《X'masプレゼント》を開けた。
「これって…【babyG】ですよね?私、【G-shock】シリーズの時計は、昔から好きで、いつかは…自分で、購入したいなと思っていました。それを《X'masプレゼント》と言う…最高な形で、頂けるなんて…思ってもいなかったので、嬉しいです。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「そう言って戴けると…嬉しいね!自分が選んだ《X'masプレゼント》を渡すのは…かれんさんが、初めてなのです。」かれんさんに話したのだ。
かれんさんは、
「本当ですか?木嶋さん…意外と《センス》がいいですよ。結構…高い値段がしたのではないですか?」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「いやいや…そんなに、高価なものではないですよ。照れてしまいます。」苦笑いを浮かべていた。
食事が進み…木嶋は、手元にある釦を押した。
「ピンポン」店内に《コダマ》した。
男性店員さんが、木嶋のテーブルに来た。
木嶋は、
「〆(しめ)のご飯》を…お願いいたします。」男性店員さんに伝えた。
男性店員さんは、
「畏まりました。ただ今…お持ちいたします。」木嶋に話し、テーブルを離れた。
少しして…男性店員さんが、
「お待たせしました…〆(しめ)の《ご飯》と《たまご》です。」木嶋のテーブルに置き、その場を離れて行った。
グツグツ…鍋が煮たっている。
かれんさんは、
「木嶋さん…《ご飯》を入れて、大丈夫ですか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、たまごを、箸で、かき混ぜながら…
「ちょうど良いくらいだね…入れても大丈夫だよ。」かれんさんに、優しく答えたのだ。
かれんさんは、
「それでは、鍋に入れます。」
《ご飯》を鍋に入れた。
木嶋は、《ご飯》を、《オタマ》を使い、かき混ぜていた。
かれんさんは、
「木嶋さん…私が、たまごを入れますよ!」木嶋から受け取った。
グツグツと、湯気がたっている。
木嶋は、
「入れていいよ!」と、かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「入れま~す。」明るい声で、木嶋に話していた。
さすがに、手際がよい。
その姿を見ていると、【惚れ惚れ】していた。
木嶋は、料理が得意な女性が好みである。
はるかは、料理をするが…得意ではない。
「木嶋さん…早く食べないと、煮たってしまいますよ。」かれんさんが、木嶋に伝えた。
木嶋は、
「あっ…ありがとう。」
先に、かれんさんの器を持ち、オタマで…すくった。
木嶋は、
「かれんさん、お先にどうぞ!」器を手渡した。
かれんさんは、
「ありがとうございます。私が、木嶋さんのを、よそいます。」木嶋の分を渡したのであった。
木嶋は、【フーフー】と、息をかけながら食べていた。
かれんさんは、
「木嶋さん…たまご雑炊の出来映えはどうですか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「かれんさんが、作ってくれたのは、最高においしいよ。」かれんさんに話していた。
かれんさん、
「嬉しいです。」顔を赤く染めたのであった。