第57話
はるかは、
「HERMESでも、欲しい商品が、いっぱいありすぎて、正直、悩んでいます。」
木嶋は、
「何故だろう?…恐怖心を感じて、心臓が《バクバク》鼓動が感じるのは、気のせいかな?」はるかに伝えたのだ。
はるかは、
「気のせいですよ。」木嶋に話したのだった。
木嶋は、
頬をついていた右手を、
【ズルッ】とテーブルから落としたのだ。
それを見たはるかが、
「フフフ」と笑っていた。
木嶋の携帯が、
「プルッ、プルー、プルー」鳴り響く。
はるかが、
「誰からですか…?」少しばかり機嫌が悪そうに、木嶋に尋ねていた。
木嶋は、テーブルの上に置いてあった携帯に手を伸ばしたのだ。
「誰だろう…。」携帯の画面を覗いた。
麻美からの着信であった。
「麻美さんからだよ。」はるかに…話したのだ。
木嶋は、電話に出たのだ。
「もしもし、木嶋ですが…。」
「麻美です。今、大丈夫かな?」木嶋に問い掛けていた。
「今、大丈夫ですが…はるかさんとデート中ですよ。」麻美に伝えたのだ。
麻美は、
「えっ…はるかさんとデート中だったの?邪魔したみたいでごめんなさい。」木嶋に謝罪をしていた。
木嶋は、
「麻美さん、気にしないで下さい。はるかさんと話してみますか?」麻美に話したのだ。
麻美は、
「はるかさんと、久しぶりに話したいな!」木嶋に伝えたのだ。
木嶋は、
「はるかさん、麻美さんと話しますか?」はるかに尋ねた。
はるかは、
「チョット…私も、話しがしたいので、電話を貸して下さい。」木嶋から携帯を受け取り話し始めたのだ。
はるかは、
「もしもし、はるかです。麻美さん、お久しぶりです。元気でしょうか?」
「うん、うん、【あっ】そうですか!」
はるかと麻美の電話での会話が、10分ぐらい経過して、
はるかが、
「今、木嶋さんに代わりますね!」木嶋に携帯を渡したのだった。
木嶋は、
「代わらないで、そのまま電話を切ってくれて良かったのに…。」はるかから言いながら、携帯を受け取り、再び、話していた。
「どうでしたか…。」麻美に伝えたのだ。
麻美は、
「はるかさんの、元気な声を聞けて良かったです。今度、一緒に連れて来て下さいね。」木嶋に声をかけたのだ。
木嶋は、
「はるかさんと、相談してから麻美さんに連絡をしますね!」麻美に伝えたのだ。
麻美は、
「判りました。良い返事をお待ちしております。木嶋君、はるかさんに、物を買ったりしちゃダメですよ。はるかさんは、クラブ『H』のお客さんに、物を《買って買って》とオネダリしてプレゼントを、いっぱい頂いています。その中の一人にならないように、気をつけて下さいね!」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「警告をして頂きありがとうございます。」麻美に、話して電話を切ったのだ。
はるかは、
「木嶋さん、麻美さんは、私のことを、何か言っていました?」木嶋に尋ねたのだ。
木嶋は、
「はるかさんと、デート中に麻美さんからの電話が入り、申し訳ない。はるかさんは、クラブ『H』のお客さんに、物をいっぱい買って頂いているから、木嶋君は、物を買わないように…。」はるかに伝えたのだ。
はるかは、
「デート中に、麻美さんからの電話は、気にしていないですよ。私も、麻美さんと話しが出来て良かったと思いますよ。私も、麻美さんと話しが出来て良かったと思いますよ。はるかに話したのだ。
はるかは、
「デート中に、麻美さんからの電話は、気にしていないですよ。私も、麻美さんと話しが出来て良かったと思いますよ。《物を買わないように》って、木嶋さんに、話すなんて酷くないですか?」木嶋に話したのだった。
木嶋は、
「確かに、麻美さんが話していることは、酷いですね。自分は、気にしていませんよ。はるかさんの誕生日をお祝いしたいからプレゼントをするのです。はるかさん、もしかして怒っていますか?」はるかの顔を見た。
はるかは、少し怒っていたのだ。
「前から話していますが、木嶋さんからプレゼントが戴けるのが最高の誕生日プレゼントになるのです。2人きりで長い時間を共有すること機会がないのですから気をつけて下さい。」木嶋に話したのだ。
木嶋は、
「本当に、申し訳ない。」再度、はるかに頭を下げたのだ。
はるかは、
「木嶋さんに、理解をして頂きたいのですが…私は、バイト感覚でクラブ『H』で働いています。麻美さんは、夜の仕事を専門で働いています。向こうは、営業も兼ねて、木嶋さんと話していると思います。麻美さんの意見は聞かないで下さい。」木嶋に話したのだった。
木嶋は、はるかの【言葉】に衝撃を感じていたのだ。
「そう言われて見れば…麻美さんが、店を移動するたびに、富高さんと飲みに行っているからね。営業と思っていても不思議ではないね。」はるかに伝えたのだ。
はるかは、
「木嶋さんには、私しかいない…麻美さんなんかより、ずっとずっと魅力がありますよ。」木嶋の顔を見て、真っ正面から訴えていた。
はるかの言葉に、木嶋は、
「はるかさん一筋にします。」そう答えるしか、言葉を返せなかったのだった。