第515話
パターン的に、先ほどと状況がわらない。
木嶋は、
「参ったね…!また、コンピューターに《コールドゲーム》されてしまう。これは、危機的である。」
「何とか…建て直さないと…。いい方法はないのかな?」一人でボヤいていた。
いきなり…携帯が、
「ピローン、ピローン、ピローン」鳴り響いている。
「誰だろう?」
木嶋は、ドキドキしながら…携帯の画面を覗いた。
「林田さんだ。」
木嶋が電話に出た。
「もしもし…木嶋ですが…!」
「木嶋か?俺、林田だ。今、どこにいるんだ?」林田さんが、木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「今ですか?一人で、ゲームセンターで、野球ゲームをやっています。」林田さんに答えていた。
林田さんは、
「ゲームセンターって言っても…駅前には、たくさんあるぞ!どこだ?」木嶋に《ツッコミ》を入れていた。
木嶋は、
「銀柳街近くのゲームセンターです。」林田さんに、分かるように伝えた。
林田さんは、
「今から、俺も行っていいかな?たまには、木嶋とゲーム対決をしたいからな!」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「いいよ!自分も、林田さんとゲーム対決したいし…話したいことも、たくさんあるからね!」林田さんに伝えたのだ。
林田さんは、
「OK。今から…15分以内で、向かいます。」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「待ってます!」林田さんに答え、電話を切ったのである。
林田さんは、バイクのスターターキーに、キーを差し込み…エンジンを駆けた。
「ブォーン、ブォーン」
エンジンを回していた。
木嶋は、林田さんが来るのを待ち焦がれていた。
「随分、林田さんとは…会っていないよな!いつ会ったのかな?」
木嶋と林田さんとの接点は、夜間高校で同じクラスになったことである。
木嶋は、最初から夜間高校に通っていたが、林田さんは、全日制からの編入であった。 林田さんは、バイクが好きで…夜間高校のときも、バイクで通学していた。
木嶋は、バイクの免許は、所持していなかったため、林田さんが羨ましく思っていた。
女性にしても、林田さんが、一歩(いっぽ…さ先を進んでいた。
木嶋は、
「自分も、林田さんに追いついて見せる。」と、息を撒いていたこともあった。
携帯が、再び…
「ピローン、ピローン、ピローン」鳴り出した。
もちろん、林田さんである。
木嶋が電話に出た。
「もしもし…木嶋です。」
「俺だ。木嶋は、何回にいるんだ?」林田さんが、木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「3階にいますよ。」林田さんに答えていた。
林田さんは、
「了解!」元気な声で、木嶋に話したのである。
林田さんが、エレベーターで…木嶋のいる…3階に来た。林田さんに答えていた。
林田さんは、
「了解!」元気な声で、木嶋に話したのである。
林田さんが、エレベーターで…木嶋のいる…3階に来た。
「よう!木嶋…お久しぶり。元気にしていたか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「元気にしていますよ。林田さん…太ったの?」林田さんの体型を見て驚いたのであった。