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第503話

木嶋は、吉野家の牛丼を食べながら…

「ホッ…と地一息ひといきを着いた。

牛丼を食べ終え、

「すいません…《おあいそ》お願いいたします。」男性店員さんに声を掛けた。

男性店員さんは、

かしこまりました。」木嶋に答えた。

「お会計は、合計ごうけいで…430円になります。」木嶋に伝えた。

木嶋は、財布を取り出し…

「はい。430円です。」男性店員さんに渡した。

男性店員さんは、

「430円…丁度ちょうどのおあずかりですね。ありがとうございました。」木嶋に話したのだ。

木嶋は、

「ごちそうさまでした。」男性店員さんに声を掛け…吉野家を出た。

地元の最寄り駅まで、ゆっくり歩いていた。

「それにしても、残暑ざんしょが厳しいな。」

ボヤきながら、地元の改札を通り…京浜東北線に乗った。

「プルー」発車ベルが鳴り響いていた。

急いで…電車に乗ろうと走った。

電車のドアは、無情むじょうにも、

「ピコン、ピコン」ドアが閉まった。

あと一歩いっぽだったのに。」なげくしかなかった。

「仕方ない。次を待とう。」気持ちを切り替えていた。

次の電車まで…5分のインターバルがある。

「ジュースでも買おう。」再び、財布を取り出した。

暑い時期は、炭酸たんさんいた飲み物が飲みたくなる。

木嶋は、夜間高校の部活動ぶかつどうの先生から…

「木嶋、炭酸を飲むと、身体が疲れ安くなる。」木嶋に告げたのだ。

木嶋は、それ以来…炭酸の入った飲み物を自粛じしゅくしている。

「炭酸がダメなら、何を飲めばいいのだろう。」最初(さいしょはた、戸惑いもあった。

確かに、部活動の顧問の先生の言っていることは間違いではない。

しかし…それが、記録への挑戦になるのは、良いことであった。

自分自身が、目標としていた【タイム】は切れなかったが、納得が出来たのである。

真夏の暑い時期は、どうしても…炭酸を飲みたくなるとき以外は、飲まないようにしている。

飲み物を購入して、電車が来るのを待っていた。

ホームに電車が入ってきた。

木嶋は、慌てずに乗車して、空いていた座席に座った。

「東神奈川駅まで…10分か!」

先ほど購入した…ジュースのプルタブを開けた。

「ゴクリ」と、一口ひとくち…飲んだ。

「電車の中は、冷房が効いているが、降りたら…暑いだろうな!」一人で呟いていた。

「はるかは、本当に来るのかな?来ない方がいいな!」木嶋は、本音を吐いていた。

「間もなく…東神奈川、東神奈川です。」車内アナウンスが流れていた。

「もう、東神奈川か!着くのが早いな!」座席から立ち…ドアの前に立っていた。

「ピコン、ピコン」ドアが開いた。

木嶋は、改札口がある階段に向かう。

仕事で遅くなったときは、会社の先輩に…東神奈川駅まで送ってもらったことが、何度もあるので、駅前に、どの店があるのかを理解していたのであった。

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