表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
476/968

第476話

木嶋は、

「かれんさん、これから、居酒屋に移動いどうしませんか?」かれんさんに聞いていた。

かれんさんは、

「いいですよ。木嶋さんが、行きたいところに…私は、ついて行きます。」ひかえめな発言である。

初対面から…れしくせっしてくる人もいれば…控えめに接してくる人もいる。

木嶋は、控えめに接してくる人に弱い。

「それでは…ここを出ましょう。」かれんさんに伝えた。

かれんさんは、

「どこに行くのか?非常に興味きょうみがあります。」ワクワクしていた。

テーブルの上に置いてある…

会計伝票かいけいでんひょうを、木嶋は持ち、リュックを右肩みぎかたに掛けた。

かれんさんは、

【ハンドバッグ】を右手に掛けた。

その色は、赤色あかいろであった。

木嶋は、

「はるかでも…赤色は持たないぞ!」一人で呟いた。

「人それぞれだな!」なか感心かんしんしていた。

鉄の階段を、

「カツーン、カツーン、カツーン」

一段いちだんずつ降りて行く。

木嶋は、

「かれんさん…外で待っていてくれますか?」かれんさんに話していた。

かれんさんは、

「は~い。」元気な声で木嶋に答え、外に出た。

木嶋は、会計伝票を渡した。

「ご利用ありがとうございます。合計で、1480円になります。」女性店員さんが、木嶋に告げた。

木嶋は、Gパンのポケットから財布を取り出した。

「1480円か?ちょうどあるかな?」

小銭こぜにさがしたが見当みあたらない。

「仕方ないね…。1000円札…2枚で対応たいおうしよう。」

木嶋の財布にあった1000円札を取り出し…女性店員さんに渡した。

女性店員さんは、

「2000円お預かりしましたので、520円のお返しです。」木嶋に釣り銭を返したのであった。

木嶋は、おつりを左手で受け取り…財布に入れた。

ドアを開け…

「お待たせしました。」かれんさんと合流した。

かれんさんは、いきなり…木嶋の右腕(みぎうでなに腕を組んだ。

木嶋は、驚きながらも、まんざらな様子ようすである。

「はるかとは、腕を組んだことはないよな!組もうとすると…《ヤバイ、ヤバイ》って言いのがればかり!かれんさんにしようかな?」木嶋の心の隙間すきまが出来つつあった。

「木嶋さん、どちらの方に行くの?かかれんさんが、木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「右でも、左でも、どちらでもいいよ。かれんさんは、どちらに行きたい?」かれんさんに問いかけていた。

かれんさんは、

「左にある…《ゲームセンター》で少し遊びませんか?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「いいよ。《ゲームセンター》で遊びましょう!」かれんさんに答えたのだ。

今どきの若い人たちは、《プリクラ》にハマっている。

木嶋は、

「かれんさんも、プリクラを撮るのかな?」かれんさんに聞いていた。

かれんさんは、

「プリクラですか?うん…たくさん携帯や、手帳に貼っていますよ。木嶋さんも一緒に、プリクラを撮りませんか?」木嶋に話していた。

木嶋は、

「自分は、写真写しゃしんうつりが悪いから、遠慮したいな!」かれんさんにこたえていた。

かれんさんは、

「私とでは、プリクラを撮ってくれないのですか?」悲しそうな表情を、木嶋に見せたのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ