第468話
こうして、富高さんは、まりんさんと交際することになった。
「まりんさん、教えないといけないのですが…自分は、携帯電話を持っていません。連絡先の交換したいのですが、どうしましょうか?」富高さんは、まりんさんに問いかけていた。
まりんさんは、
「いつも、連絡はどうしているのですか?」富高さんに尋ねていた。
富高さんは、
「木嶋君が、麻美さんからの連絡係になって戴いています。」まりんさんに答えていた。
まりんさんは、
「私は、どうしましょうかね…?」 困った表情を浮かべていた。
富高さんは、
「最大のネックは…そこをクリアしないと解決しないとね!麻美さん…どうしたらいいですかね?良い方法があれば教えて下さい。」麻美に【アドバイス】を求めた。
麻美は、
「そうね~。私なら…今まで通りに、木嶋君に、迷惑を掛けてしまうが、仲介をお願いをするかな。」まりんさんに告げた。
まりんさんは、
「私も、麻美さんが言っているように…そうしようかな!それで、富高さん…いいですかね!」富高さんに聞いていた。
富高さんは、
「木嶋君には、悪いけど…それが最善な答えかも知れないよ。」まりんさんに話していた。
まりんさんは、
「木嶋さん…申し訳ないのですが、連絡係を引き受けて戴けますか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「嫌です…。なんて…言える状況ではないですね。分かりました。自分で良ければ連絡係を引き受けさせて頂きます。」まりんさんに答えていた。
「木嶋さん、引き受けて戴きありがとうございます。私…頑張ります。」まりんさんは、笑顔で…木嶋に答えていた。
富高さんは、
「木嶋君…自分が、携帯を持っていないために、迷惑を掛けて申し訳ない!」木嶋に頭を下げていた。
木嶋は、
「これから、2人で、港を出港しようとしている…船だからね。自分が、最大限出来ることはします。良い結果が得られることを期待しています。」富高さんに話していた。
麻美は、
「木嶋君…これを機会として、富高さんに携帯を持つように話しをしてね!」木嶋に伝えたのだ。
木嶋は、
「麻美さん…自分が、富高さん、携帯に拘束させたくないと言う本人の気持ちを理解して下さい。出来る限り…持つように話すことは可能ですが、あとは…本人次第ですよ。」麻美に答えたのだ。
麻美は、
「そうだね!あとは、本人の気持ち次第だね!」納得した表情であった。
永岡さんは、
「木嶋、終電の時間が気になる。まだ、時間の猶予はあるのか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「もう…そんな時間になりますかね?」そっと…腕時計で時間を確認した。
「永岡さん、時間の猶予が無くなって来ています。そろそろ…退散しましょう。」永岡さんに話したのだ。
永岡さんは、
「ママさん…金額を出してくれないか?」麻美に伝えた。
麻美は、
「分かりました。今、計算を出しますね。」永岡さんに答えたのだ。
永岡さんは、疲れが出たのか?目を瞑っていた。