第459話
木嶋は、
「来週、小室さんに伝えます。」永岡さんに話したのだ。
周りを見渡し、どこの店に入るか?悩んでいた。
「立ち飲み居酒屋が、この周囲に見掛けないので、目の前にあるラーメン屋でいいですか?」永岡さんに尋ねていた。
永岡さんは、
「仕方ないな!ラーメン屋でも…ビールを飲むことが出来るだろう?」木嶋に問いかけた。
木嶋は、
「ラーメン屋ならビールがありますよ。」永岡さんに答えていた。
富高さんは、
「そうだよね…居酒屋に入ってしまうと、1時間、2時間は当たり前に過ごしてしまいそうだよ。かえってラーメン屋の選択は正しいと思うよ。」木嶋に話したのだ。
木嶋は、
「自分も、そう感じる。オーダーは、中華の王道かな?」苦笑いをしながら、富高さんに告げたのだ。
大通りの信号を渡り、ラーメン屋の暖簾をくぐった。
「いらっしゃいませ!」店員さんたちの元気な声が《コダマ》している…。
「お客様は、何名」まですか?さ女性店員さんが、木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「3人です。」女性店員さんに答えていた。
女性店員さんは、
「今なら…テーブル席でも、カウンター席でも、ご案内出来ますがいかがなされますか?」再度、木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「テーブル席でお願いします。」女性店員さんに伝えた。
女性店員さんは、
「畏まりました…ご案内致します。」木嶋に告げ、テーブル席に向かった。
女性店員さんは、
「オーダーが決まりましたら、お声を掛けて下さい。」木嶋にメニューを渡し、その場を離れて行った。
木嶋は、女性店員さんから預かったメニューを、永岡さんに渡した。
永岡さんは、
「瓶ビールを1本と、ラーメンに餃子にしよう。」
富高さんは、
「そうしたら自分は、春巻きと、塩ラーメンでいいかな!あとは…木嶋君だよ。」木嶋にメニューを渡したのだ。
木嶋は、
「自分は、炒飯、餃子でいいかな!これで決定!」
目の前を通りすぎた女性店員さんに、
「すいません。」と声を掛けたのだ。
「少々(しょうしょう)、お待ち下さい。」女性店員さんが、木嶋に答えたのだ。
女性店員さんが、
「大変、お待たせしました。ご注文をどうぞ…。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「ラーメン、塩ラーメン、炒飯を1つずつと…餃子を2つ、春巻きを1つ、瓶ビールを1本でお願いします。」女性店員さんに話したのだ。
女性店員さんは、
「ご注文を確認致します。ラーメン、塩ラーメン、炒飯が1つずつ。餃子を2人前、春巻きを1つ、瓶ビールを1本。以上でよろしいでしょうか?」木嶋に同意を求めていた。
木嶋は、
「OKです。」女性店員さんに告げたのである。
永岡さんが、
「木嶋、関内へ飲みに行くとき…良く、ここに寄るのか!」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「稀に、一人で行くときは…ここで食べて行きますよ。空きっ腹で飲んだら、酔いが回りますからね。」永岡さんに伝えた。
永岡さんは、
「富高は、木嶋と一緒に行く以外は、一人では行かないのか?」富高さんに尋ねていた。
富高さんは、
「そうですね。一人では行きにくいですね。また、携帯を持っていないので、相手に連絡出来ません。」永岡さんに伝えた。
永岡さんは、
「そうだな。一人で行くには勇気かいるな!」富高さんに言いながら納得していた。