第458話
麻美が電話に出た。
「木嶋君から電話がないので、今日…《ドタキャン》されて来ないんじゃないかと思っていたのです。」安堵な声で木嶋に告げた。
木嶋は、
「麻美さん、すいません。連絡が遅くなり申し訳ない。」電話で話しているのに、何故か?麻美に頭を下げた。
麻美は、
「今日は、4人でいいんだよね?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「小室さん、今日…仕事で来れなくなってしまい、人数は、4人から3人になりました。」麻美に話したのだ。
麻美は、
「小室さん…仕事で来れなくなったの?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「そうです…。納期が間に合わないと話していました。」
「そうなんだ!現場の責任者は仕方ないね。小室さんには、次回、来てくれれば良いからね。そう伝えて下さい。木嶋君たちは、今、どちらにいるのでしょうか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「今、JR横浜駅です。あと、20分前後で、クラブ『U』に到着予定です。」麻美に答えたのである。
麻美は、
「それなら…席を準備をしておいた方がいいかしら?」
木嶋は、
「席は、準備して下さい。これから…3人で、腹ごしらえしてから、クラブ『U』に行きたいと思いますが、時間の目安として、45分後ぐらいにしてくれますか?」麻美に話したのだ。
麻美は、
「了解しました。席は、事前に準備をして置きますね。店の前に着いたら、私の携帯に連絡を下さい。お願いします。」木嶋に伝え、電話を切ったのだ。
木嶋は、
「永岡さん、富高さん、今…麻美さんに人数変更のことは伝え、クラブ『U』へ…到着予定時刻も話しました。それでいいですか?永岡さん、富高さんに告げたのである。
富高さんは、
「少しは、関内駅で《ゆっくり》することが出来るねよ!」木嶋に話したのである。
木嶋は、
「そうだね!一番良いのは、立ち飲み居酒屋があれば最高なんだよね。」富高さんに伝えたのだ。
富高さんは、
「立ち飲み居酒屋か…。良い発想だね。木嶋君は、立ち飲み居酒屋に行ったことがあるの?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「一度も行ったことがないし…場所も知らない。」富高さんに答えていた。
富高さんは、
「自分も行ったことはないが、会社の最寄り駅近くに、立ち飲み居酒屋はあるらしいよ!」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「えっ…会社の最寄り駅近くにあるの?永岡さんは知っているのですか?」永岡さんに聞いていた。
永岡さんは、
「自分も、初めて聞いたぞ。富高…一度連れて行ってくれないか?」富高さんにお願いをしていた。
富高さんは、
「いいですよ。一度…行きましょう。」永岡さんに話したのであった。
永岡さんは、
「木嶋も、立ち飲み居酒屋を経験しておいた方がいいぞ。」木嶋に告げたのだ。
木嶋は、
「そうですね!立ち飲み居酒屋と言うと…自分が、小学生の頃、地元の最寄り駅近くに…僅かな記憶ながらあったと思います。」永岡さんに話していた。
永岡さんは、
「富高と一緒に行こう。小室にも伝えてくれるか?」木嶋に、小室さんに話すようにお願いをしたのであった。