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453/968

第453話

富高さんは、

本音ほんねを言えば、台風接近たいふうせっきんで中止にしても良かったよ。」木嶋に伝えた。

木嶋は、富高さんの言葉に苦笑いを浮かべながら…

「一番…気にしているのは、永岡さんだと思うよ。」そう答えるしかなかったのだ。

富高さんは、

「これから永岡さんに連絡を入れるんだよね?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「はい。永岡さんに連絡を入れますが…何か?不安でもあるのかな?」富高さんに問いかけていた。

「木嶋君。岡さんに、終電までに帰るのかを確認してくれるかな?」富高さんが、木嶋に話していた。

木嶋は、

「前回は、終電ギリギリで帰ったはずだよ。」 富高さんに告げた。

富高さんは、

「終電ギリギリで帰って…東京駅で乗り換えたまでは良かったんだ。そのあと、乗り換えた電車の中で寝てしまい…終点しゅうてんで、車掌しゃしょうさんに起こされ、そこの駅で、タクシーに乗り家に到着したのです。出来ることなら…時間に余裕よゆうを持って行動したいね。」木嶋に打ち明けた。

木嶋は、

「富高さんが、話していることは理解をしました。永岡さんと、麻美さんに伝えます。今回は、時間に《ゆとり》を持って行動しようと思います。まんいち、終電をのがしたら…《ビジネスホテル》に泊まるか?小室さんの家に泊まると言う選択肢せんたくしがあると思います。」富高さんに答えたのであった。

富高さんは、

「木嶋君、気を使わせて申し訳ないね。あとは…よろしくね。」木嶋に話したのだ。

木嶋は、

「了解しました。」富高さんに告げ、職場をあとにした。

腕時計で時間を確認していた。

「まだ、昼休みが終わるまで時間に余裕がある。永岡さんに電話しよう。」

急いで…携帯を取りだし、発信履歴はっしんりれきから、永岡さんの番号をスクロールした。 「プッ、プッ、プッ、プルー」呼び出し音が鳴っている。

「もしもし…永岡だが…!」永岡さんが電話に出た。

「もしもし…木嶋です。今、大丈夫ですか?」木嶋は、永岡さんに尋ねていた。

永岡さんは、

「今、まだ昼休みちゅうだ。大丈夫だ。」木嶋に答えていた。

木嶋は、

「今日は、予定通り…麻美さんのクラブ『U』に行きます。台風は、速度が上がっているので、夕方までには抜けると昼のニュースで伝えていました。」永岡さんに話していた。

永岡さんは、

「木嶋の言葉を待っていたんだ。富高は、大丈夫なのか?」富高さんのことを気に掛けていた。

木嶋は、

「富高さんは、大丈夫です。今回は、店を出る時間を少しはやめたいと話していました。」永岡さんに答えていた。

永岡さんは、

「富高がそういうことを話しているなら、時間を考慮こうりょしよう。」木嶋に告げた。

木嶋は、

「永岡さん、すいません。小室さんにも、これから伝えます。」永岡さんに話していた。

永岡さんは、

「木嶋、あとは頼んだぞ!」安心して電話を切ったのだ!

木嶋は、小室さんの職場に向かおうとしたとき…

「キーン、コーン、カーン、コーン」予鈴よれいのチャイムが工場内こうじょうないに鳴り響いていた。

木嶋は、

「仕方ない。午後の休み時間に行こう!」あきらめて…自分の職場に戻って行った。

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