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第44話

木嶋と岩坂さんは、対面シートに座りながら話していた。

岩坂さんは、

「木嶋、これから会いに行くんだよね?何時頃までその女性と会うつもりなんだ?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「何時頃までと言われても…会ってから考えようかと考えていますよ。」岩坂さんに話していた。

岩坂さんは、

「木嶋は、明日、仕事は出るのか?」

木嶋は、

「ここ最近、土曜日臨出や毎日、残業をしていたので正直、身体が疲れているので、本来なら臨出しなければならないのですが、明日は、休みですよ。岩坂さんは…。」岩坂さんに答えていたのだ。

岩坂さんは、

「自分は、明日、仕事だよ。それなら、終電まで会っていれば良いんじゃないのか?」木嶋に話したのだ。

木嶋は、

「岩坂さんが、話している通りだと思いますが、女性の名前は、はるかと言いますが、門限があるらしく、それまでには帰らないといけないのですよ。」苦しい胸の内を、岩坂さんに話していたのだ。

「門限があるとキツイね。何時がタイムリミットなの…?」木嶋に確認をしていた。

木嶋は、

「タイムリミットは、午後11時30分みたいですよ。両親も厳しいらしいよ。」岩坂さんに相談したのであった。

「本当に、その時間がタイムリミットか…?怪しいぞ!疑ったらキリがない。何処で、妥協するかは木嶋次第だよ。」岩坂さんは、木嶋を心配していた。

木嶋は、

「疑いだしたら信用が出来なくなってしまうよ。いくら、友達として遊んでいるとはいえ、相手を信用しないと、交際が成り立たないよ。」岩坂さんに答えたのだった。

岩坂さんは、

「まあな!付き合うのは簡単だよ。別れるのは、かなりのエネルギーが必要だよ。」岩坂さんは、木嶋のことが心配になって来たのだった。

木嶋は、

「そうだね。みんなに、心配されているうちが『華』だよね。困ったことがあれば相談に行きますよ。」岩坂さんに言葉を投げかけた。

岩坂さんは、

「その『はるか』って言う女性に騙されないようにしないといけないぞ!木嶋は、騙されやすいからな」木嶋に対して真剣な眼差しで話していたのだ。

木嶋は、岩坂さんの真剣な眼差しを見て、

「分かりました。」答えるしか無かったのだった。

電車が、乗り換え駅に近づいていた。木嶋と岩坂さんが、座っていた対面シートから立ち上がった。

木嶋と岩坂さんは、乗り換え駅で、各駅停車の電車から急行に乗り換えたのだった。

乗り換えた木嶋と岩坂さんは、電車の中を歩いて、長いシートに、座れるスペースを探していた。

それでも、中々見つからないのではと考えていたが、空いている座席があったので木嶋と岩坂さんは座ったのだ。

木嶋の携帯が、

「ピローン、ピローン、ピローン」聞き慣れたメロディー鳴り響いていたのだ。

木嶋は、携帯の画面を確認して電話に出たのだ。

「もしもし、木嶋ですが…。」

「はるかです。木嶋さん、今、どちらにいますか?」はるかの元気な声が聞こえてきた。

木嶋は、

「今、途中の駅で乗り換えて急行に乗ったところです。」はるかに答えたのだった。

はるかは、

「あと、どれくらいで着きますか?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「あと、そうですね〜。10分ぐらいで着くのではないですか?もう少し待っていることは出来ますか?」はるかに伝えたのだ。

はるかは、

「いつも、木嶋さんを待たせているので…。待つことは大丈夫ですよ。待ってま〜す。」木嶋に伝えて電話を切ったのだ。

電話で話し終えたときに、岩坂さんが話してきた。

「木嶋、今の電話は、はるかちゃんか?」木嶋に確認していた。

木嶋は、

「そうですよ。」顔がニヤニヤしていた。

岩坂さんは、

「木嶋、はるかちゃんに会えるのが嬉しいのか?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「そりゃ、嬉しいですよ。」岩坂さんに話していた。

「そうだよな!」

岩坂さんは、嬉しそうに、ビールを飲みながらツマミを食べていた。

木嶋と岩坂さんを乗せた電車が、間もなく横浜駅に着こうとしていた。

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