表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
438/968

第438話

木嶋が、しぶい顔をしながら…時刻表をながめていた。

「今、午後11時を廻ったばかりだが…飲んでいることを考慮こうりょすると、30分の…時間的(じかんてき

)な猶予ゆうよがほしい。」つぶや気味ぎみに話していた。

続けて…

「永岡さん、富高さんの帰宅距離きたくきょり総合的そうごうてきに考えると【タイムリミット】そろそろ

店を出ないと…マズイかな!」一つの結論けつろんが出た。

「永岡さん、富高さん、終電や乗りぎを考えると…駅に向かわないと行けませんが…どうしますか?」木嶋は、富高さんに尋ねていた。

富高さんは、

「木嶋君、もう?そんな時間なの?小室さんと一緒に帰ろうと思います。永岡さんも帰りますか?」永岡さんに聞いていた。

永岡さんも、ほろ酔い気分である。

「木嶋、今…何時になるんだ?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「午後11時を廻りました。早めに、クラブ『U』を出ないと終電に乗り遅れてしまいます。」永岡さんに伝えた。

永岡さんは、

「じゃあ…帰ろうか!木嶋も、一人で残ることはないだろう?」

「もちろんですよ。小室さんも、帰りますよね?」永岡さんに答えつつ、小室さんに尋ねていた。

小室さんは、

「木嶋たちが帰るなら一緒に出るよ。また、来る機会があると思うが…」木嶋に伝えた。

木嶋は、

「もう一度…来ますよ。ここの店は、雰囲気ふんいきもいいからね。」麻美にアピールしていた。

はるかは、

「私の居たクラブ『H』も、雰囲気は良かったと思います。木嶋さん、一足ひとあし先に帰ってもいいですか?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「あとは、みんなで何とかするよ。」はるかに告げた。

はるかは、自分の手荷物てにもつをまとめ…クラブ『U』のドアを開けようとしていた。木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「あとは、みんなで何とかするよ。」はるかに告げた。

はるかは、自分の手荷物てにもつをまとめ…クラブ『U』のドアを開けようとしていた。

そのとき…

「はるかさん、チョット待って…」麻美が、はるかを呼び止めた。

はるかは、

「麻美さん、何ですか!」麻美に尋ねたのだ。

麻美は、

「これは、私からの《ささやかなプレゼント》です。」はるかに手渡した。

はるかは、

「ありがとうございます。」麻美にお礼を述べた。

麻美は、

「木嶋君と、喧嘩けんかをしないで、仲良くやりなさい。」にこやかな表情とは裏腹うらはらに、心の中では…いかりをころしていた。

はるかは、

「喧嘩しないように頑張ります。」麻美に、そう答え…クラブ『U』から出ていったのである。

麻美は、

「また、はるかさんと会える日をお待ちしています。」はるかに告げた。

これが、はるかと、麻美が、会うことはなくなるとは、誰も予測しなかったのである。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ