第429話
挨拶もそこそこに…木嶋は、はるかに電話をしようとしていた。
富高さんが、
「木嶋君、飲み物をオーダーしようよ。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「富高さん、ゴメンね!考えごとをしていました。」富高さんに答えていた。
富高さんは、
「はるかさんを待たせてはいる気持ちは、理解をしているよ。そろそろ…呼ぼうよ!」木嶋に告げた。
木嶋は、
「そうだね。麻美さん、ボトルは、どんな種類があるのかな?」麻美に問いかけていた。
麻美は、
「木嶋君たちが来てから、ボトルの種類は豊富になりましたよ!」
「増えたんだ。前回、自分たちのボトルは、まだ残っているのかな?」木嶋は、麻美に聞いていた。
麻美は、
「前回のボトルは、まだ残っています。今日は、人数が多いので最初から、もう一本入れた方がいいと思うよ!」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「永岡さん、ボトルの種類はあるみたいですが…どれにしますか!」永岡さんに問いかけていた。
永岡さんは、
「焼酎は、何があるのかな?麻美に問いかけていた。
麻美は、
「鍛高坦、鏡月、真露の3種類ありますが…どれがいいですか?」永岡さんに聞いていた。
永岡さんは、
「鍛高坦と言う…焼酎は飲みやすいのかな?」
「焼酎自体は普通ですが…ミネラルウォーターや烏龍茶で割るのではなく、アセロラで割って見てはいかがでしょうか?」麻美は、永岡さんに告げた。
永岡さんは、
「アセロラね。嶋は、アセロラ割りで飲んだことはあるのか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「アセロラ割りで、何度か飲んだことがありますよ!富高さんは、苦い思い出がありますよ!」富高さんに話しを振ったのである。
富高さんは、
「木嶋君、自分には…思い出したくないよ。」苦笑いをするしかなかった。
木嶋は、
「麻美さんは、富高さんが壊れるところをみてみたいと…常日頃から話しているよ!自分に…」富高さんに伝えた。
富高さんは、
「今日は、壊れないようにするよ。」麻美さんに、アピールしていた。
麻美は、
「そんなの…イヤですよ。富高さんが、壊れたら…私が、介抱しますよ。」富高さんに答えていた。
富高さんも、悪い気分ではない。
「そのときは、よろしくお願いいたします。」麻美に、頭を下げたのである。
小室さんが、
「俺も、富高が
壊れるところをみたいぞ。」富高さんに告げた。
富高さんもは、
「みんなの期待に応えないといけないね!」ただ…笑うしかなかった。
木嶋は、Gパンのポケットから携帯を手に取り…はるかの番号をスクロールした。 「プッ、プッ、プッ…プルー」呼び出している。
はるかが電話に出た。
「もしもし…はるかです。木嶋さん、待ちくたびれましたよ。」木嶋に告げた。
木嶋は、
「待たせて申し訳ない。もう…来てもいいよ。」はるかに、ゴーサインを出したのである。
はるかは、
「これから、そちらに向かいます。」木嶋に話し電話を切ったのである。
クラブ『U』のドアが開いた。
全員の視線が、はるかに集中したのである。