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第422話

木嶋は、伝票を持ちながら、会計に向かった。

女性店員さんが、

「ありがとうございます。お会計の合計は、35000円になります。」

財布を眺め…手持ちが、50000円あったので…そこから40000円を取り出し手渡した。

「40000円お預かりしましたので、5000円のお返しです。」木嶋に渡したのだ。

木嶋は、

「妥当な金額だな。」そう感じていた。

飲みに出掛けると…つねに、50000円を持って行くようにしている。

なぜなら…2次会は、麻美の店か?玲の店に行く可能性があるのだ。

最も…はるかが、横浜のクラブにいれば、そちらが優先になるのは、麻美や玲も理解を示していたのである。

はるかは、横浜のクラブを辞め…社会人として働いているのである。

木嶋は、みんなのいるテーブルに戻った。

「木嶋、会計は済んだのか?」永岡さんが、木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「はい。今、会計を済ませてきました。」永岡さんに伝えた。

永岡さんは、

「良し…。」カバンから財布を取り出し、木嶋にお金を渡したのだ。

それを見ていた…小室さん、大森さんたちが、一斉いっせいに財布を取り出した。

「木嶋…ご馳走ちそうになります。」小室さんが、頭を下げ、木嶋にジョークを言っていた。

木嶋は、

「このあと…クラブの料金を出してくれるならいいですよ。」小室さんに言葉を返した。

小室さんは、

「それはマズイな。木嶋…悪かった。払いますよ!」木嶋にお金を預けたのであった。

溝越さんが、

「木嶋はいいな〜!」うらやましそうに…木嶋に話していた。

木嶋は、

「溝越さん、何でですか?」溝越さんに問いかけていた。

溝越さんは、

「これから…若い女性の店に行くんだろ?」

「確かに…若い女性の店には行きますが、知り合いは、自分と同年代ですよ。機会があれば、溝越さんを連れて行きたいですね!今回は、三谷さんと大森さんで勘弁かんべんして下さい。」木嶋は、溝越さんに答えたのだ。

溝越さんは、

「同年代でも、共通の話題があるからいいよ。次回…機会があればよろしく頼むよね。」木嶋の右肩みぎかたを軽くたたいたのであった。

富高さんが、

「木嶋君…そろそろ、ここを出ないと、麻美さんから催促さいそくの電話が掛かってくるよ!」木嶋に、素早く行動することをうながした。

木嶋は、

「じゃあ…動きますか?」富高さんに話し、席を立ったのである。

永岡さん、小室さんも同調どうちょうして動き出した。

三谷さんが、

「木嶋…全員から会費を集めたのか?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「全員から回収かいしゅうしたよ。」三谷さんに告げたのだ。

三谷さんは、

「大森…今日は、【矢沢永吉】に成り切るのか?」大森さんに尋ねていた。

大森さんは、

「今の段階では何とも…言えませんね。」言葉をにごしていた。

大森さんは、【矢沢永吉のファン】である。

本人ほんにんいわく…声を潰さないと歌えない。】

いつも…周囲しゅういに話していた。

木嶋は、大森さんと飲みに行くと、歌を歌いたくなるのである。

【今日も…が盛り上がれば、歌うかな!】木嶋は、そんな心境しんきょうに駆られていたのである。

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