表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/968

第42話

木嶋は、会社の最寄り駅近くであった、会社の同期会に飲みに参加をしていた。

普段は、喜怒哀楽が激しい木嶋であったが、いつになく、にこやかな表情をしていたので、木嶋の右隣りにいた、同期の岩坂さんが話しかけてきた。

「木嶋、最近、表情が明るいけど何かあったのか?」木嶋に問い掛けていた。

木嶋は、

「元々、自分は明るいよ。随分、岩坂さん失礼なことを言いますね。」岩坂さんに言葉を返した。

岩坂さんは、

「嘘をつけ…顔がニヤニヤしているぞ。女が出来たんじゃないのか?」木嶋のグラスに、ビールを注ぎながら話していた。

木嶋は、観念したのか…岩坂さんに話し始めた。

「実は…今、横浜に行きつけのお店があって、そのお店の女性と遊んでいるんだ。まだ、彼女ではないですよ。今は…友達です。」木嶋は、ビールを右手に持ち、岩坂さんのグラスに注いだ。

岩坂さんは、赤い顔をしながら、

「木嶋、本当か…?その女性は可愛いか…?今度、そのお店に、飲みに行こうよ!」木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「その店は、料金が高いんだよね。」岩坂さんに話したのだ。

岩坂さんは、

「料金が高いのか?…自分は家族がいるからね…ボーナスが、出たら行ってもいいかな?」木嶋に話していた。

木嶋は、

「岩坂さんが、そこまで言うのでしたら、今度、一緒に行きましょう!」岩坂さんに話したのだ。

岩坂さんは、

「木嶋が、飲みに行っている店で、会社内で、誰か一緒に行ったことがあるのか?」岩坂さんが、木嶋に尋ねた。

木嶋は、

「会社内で、横浜の店に行ったことがあるのは、富高さんだけですよ。」

岩坂さんは、

「富高さんって、以前は、事務所にいた人だよね。今は、現場にいるんだよね?」木嶋に話したのだ

木嶋は、

「そうですよ。富高さん以外の人とは飲みに行かないですよ!帰る方向が同じでないとキツイからね!」岩坂さんに話したのだ。

岩坂さんは、

「そうだよな。帰る方向が一緒じゃないと、大変だよね。」木嶋に答えていた。

木嶋は、

「そうですよ。岩坂さんは、自分と同じ路線で、横浜駅で乗り換えですが、乗る路線が違うだけですからね…。」

岩坂さんは、

「富高さんは、家は確か千葉だよね?」

「富高さんは、千葉の船橋ですよ。」木嶋は話したのだった。

岩坂さんは、

「富高さんは、船橋か…木嶋と飲みに行ったときは、帰るのが遅くなるんじゃないの?」

木嶋は、

「富高さんと、飲みに行くと遅くなるね。いつも、富高さんと打ち合わせしてから飲みに行くようにしているよ。富高さんが帰れないと悪いですから…。」岩坂さんに伝えたのだ。

岩坂さんは、

「それならいいんだ。」納得顔で、ホルモンを頬張りながらビールを飲んでいた。

木嶋と岩坂さんの話しを聞いていた、木嶋の左隣りにいた秋山さんに話してきた。

「木嶋、今の話しは本当か?」木嶋に問い掛けた。

木嶋は、

「秋山さん、行くならいつでもいいよ。」秋山さんに話していた。

秋山さんは、

「行くなら今日にしようよ。」

木嶋は、

「勘弁してよ。今日は、あくまで同期会でしょう。仲間打ちの飲み会なら考えるよ。同期会開催も久しぶりなのですから楽しもうよ!」秋山さんと岩坂さんに話したのだ。

秋山さんと岩坂さんは、声を揃えて、

「了解しました。」

木嶋の目の前にいた、小本さんは、ビールを飲みながら

「木嶋、今度の同期会までにキチンと報告するように…。」木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「今度の同期会までに、良い話しが出来れば皆さんに報告します。」周りを納得させたのだった。

同期会が終わりになるころ木嶋の携帯が、

「ピローン、ピローン、ピローン」鳴り響いている。

携帯の画面を覗くと、はるかからであった。

木嶋は、携帯を左手に持ちながら、店の外に出たのだ。

「もしもし、木嶋ですが…。」

「はるかです。今、どちらにいますか?」はるかが木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「会社の最寄り駅近くのお店で飲んでいます。」はるかに伝えたのだのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ