表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
412/968

第412話

木嶋は、送迎バスに乗車した。

「やれやれ…」

ため息が出ていた。

「これからどういう展開になるんだろう!」

まるで…予測がつかない。

発車まで…あと10分。

送迎バスに、永岡さんが乗車してきた。

「木嶋、ここにいたのか?」木嶋に声を掛けた。

木嶋は、

「永岡さん、お待ちしていました。」永岡さんに伝えた。

「あれから人数の増減はあったのか?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「はい。人数は…一人増えました。」

「誰が来るんだ!」永岡さんは、興味津々に聞いていた。

木嶋は、

「溝越さんです。」永岡さんに伝えた。

永岡さんは、

「溝越…木嶋の職場の親方か?」木嶋に尋ねた。

木嶋は、

「そうです。自分の職場の親方です。永岡さん、面識めんしきがありますよね?」永岡さんに聞いていた。

永岡さんは、

「面識はあるが…一緒に仕事をしたり、飲んだ記憶はないぞ!」

木嶋は、その言葉をみみにしたとき…

「ズルッ…と」コケてしまった。

「溝越さんは、永岡さんと飲みたいと…自分にアピールしてきまして、判断しかねるので、小室さんにゆだねました。」木嶋は、永岡さんに伝えた。

永岡さんは、

「小室が、OK出したのか?あいつにしては珍しいな!普段ならNGなのにな!」木嶋に話したのだ。

木嶋は、

「そうですね。小室さんは、いつも…人を《バッサリ》とる《タイプ》ですから…波長はちょうが合わない人間はきらいます。」

永岡さんも、

「木嶋の言う通りだぞ!」そう言いながら、首をたてうなずいたのだ。

そこに…富高さんが乗車してきた。

「木嶋君、お待たせ。あっ…永岡さん、お久しぶりです。」永岡さんに頭を下げた。

永岡さんは、

「富高、元気そうだな!」笑顔で、富高さんの右腕を叩いていた。

富高さんは、

「木嶋君から永岡さんが、飲み会に参加すると聞いて待ち遠しかったです。」永岡さんに伝えた。

永岡さんは、

「また、富高と飲めるなんて…自分も思わなかったぞ!」富高さんに話していた。

お互いが感傷かんしょうひたっているところへ…小室さんが、車内に乗り込んだ。

右手をかざし…

「おっ…主役が勢揃いだな!」木嶋に声を掛けた。

送迎バスのドアが閉まり発車した。

会社から最寄り駅まで…平均10分ぐらいだ。

「これくらいが丁度ちょうどいい。」

木嶋は、長野に行くとき…長距離バスや路線バスに乗り慣れている。

路線バスは、最高で20分ぐらいしか乗らない。

それ以上掛かる場合は、電車を利用している。

送迎バスが、最寄り駅に着いた。

まず最初に、木嶋が降りた。

次に、富高さん、小室さん、永岡さんの順番で降りた。

小室さんが、

「木嶋、大森と三谷、溝越はどうしたんだ。」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「溝越さんと三谷さんは、『華の舞』に直接来ると話していました。大森さんは、残業です。」小室さんに伝えた。

小室さんは、

「大森は…残業か!何時までだ?」木嶋に尋ねた。

木嶋は、

「7時までと聞いています。」

「大森が来たら解散!って…冗談で言ってみようか?」小室さんが、木嶋に話していた。

木嶋は、

「小室さん、そんなことをしたら…大森さんが怒りますよ。」小室さんに答えた。

富高さんは、苦笑いをしていたのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ