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第411話

大森さんは、

「溝越さん、本当に来るんだろうね?」疑心暗鬼ぎしんあんきになりながら木嶋に聞いていた。

大森さんが、疑心暗鬼になる気持ちも分からなくない。

なぜなら…木嶋も、大森さんも、性格が素直過ぎてしまうのだ。

素直過ぎてしまうために、人にだまされやすいのである。

木嶋は、

「溝越さん…本当に飲みに来ますよ。」大森さんに話したのだ。

大森さんは、

「木嶋君を信じていいんだね!」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「自分を信じるよりも、溝越さんを信じるしかないよ!」そう伝えるしか出来ないのであった。

女性に対しては、かなりの奥手おくてである。

大森さんは飲めば…積極性が出てくるのだ。

そのことを理解をしているから、小室さんが、大森さんを誘いたくなるのである。

「大森さん、自分は、先に行っていますよ。」木嶋は、大森さんに告げた。

大森さんは、

「うん。仕方ないね!」木嶋に話し、仕事の準備を始めた。

すると…木嶋の携帯が、

「プルッ、プルー、プルー」鳴り響いていた。

この着信音は、会社の仲間である。

電話に出た。

「もしもし…木嶋ですが…?」

「木嶋か!永岡だが…」

「永岡さんですか?今、会議中ではないのですか?」木嶋は、永岡さんに聞いていた。

永岡さんは、

「今、会議が終わったところだ。何分なんぷんのバスに乗るんだ。」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「このあとの…45分発の送迎バスに乗る予定です。永岡さんはどうしますか?」永岡さんに答えていた。

永岡さんは、

「飲む場所は、『華の舞』だったな!45分発の送迎バスに乗らなくても、午後6時15分発で行っても、間に合うのではないか?」木嶋に話していた。

木嶋は、

「午後6時15分のバスでも間に合いますが、その時間帯は、最寄り駅まで行くまでに道路が混んでいます。時間に《ゆとり》があった方がいいかなと思います。」永岡さんに伝えた。

永岡さんは、

「そうか!それなら自分も、木嶋と同じバスに乗ろうか!」木嶋に答えていた。

木嶋は、

「あとは、小室さんと、富高さんも同じバスに乗ります。」永岡さんに話したのだ。

永岡さんは、

「判った。あとのメンバーは、どうやってくるんだ?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「自転車で来る人もいます。あとは、溝越さんも来ますよ。」

「おっ…溝越も来るのか?珍しいな!天気が変わるのではないか?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「変わるかも知れないですね!溝越さん、永岡さんに会いたいと言っていました!」永岡さんに伝えた。

永岡さんは、

「溝越と飲むのは、何年ぶりだろうか?木嶋、送迎バスで待っているぞ!」木嶋に話し、電話を切ったのだ。

木嶋は、ロッカールームに向かい着替えを終えた。

「木嶋君…。」富高さんが、木嶋に声を掛けた。

木嶋は、

「富高さん。これから自分は着替えますよ。それと、溝越さん…飲みに来ますよ。」富高さんに伝えた。

富高さんは、

「えっ…溝越さん来るんだ。どういう風の吹き回しなんだろう?」頭の上で《クエスチョンマーク》が出ていた。

木嶋は、

「永岡さん、小室さんと飲みたいみたいだよ。この機会を逃すと、なかなかないからね。」富高さんに話したのだ。

富高さんは、

「そうだね。これだけのメンバーが揃うのは、メッタにないね!」木嶋に答えた。

「あとは、麻美さんの店に永岡さんを連れていかないとね」富高さんは、木嶋に告げたのであった。


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