第409話
「キーン、コーン、カーン、コーン」チャイムが鳴り響いていた。
【今週も、無事に大きなケガなく過ごせた。それがなによりである。】
仕事をしていると…ケガをしやすい。
ケガをするのは、自分の不注意によるものが大半である。
自分の勤務している会社も、職場によっては、大きな事故が起きている。
幸い…木嶋の職場は、事故に繋がることは少ない。
ホッ…と一息着いていた。
午前中の休み時間に購入した缶コーヒーを飲もうとしたが、生温くなっていた。
「これを、飲んでしまったら…お腹を壊してしまう。新しいのを買うか!」
作業服の胸ポケットから財布を取り出した。
すると…溝越さんが、木嶋の元に歩いてきた。
「木嶋、これから飲みに行くんだよな?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「はい。これから飲みに行きますが、何かあったのですか?」溝越さんに答えていた。
「俺も、飲みに行ってもいいかな?」溝越さんが、木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「飲みに行きたいなんて…どうしたのですか?」溝越さんに聞いていた。
溝越さんは、
「小室さん、永岡さんと飲む機会がないから…参加をしたいがダメかな?」 「自分は、いいとか?悪いとかを言える立場ではありません!小室さんに聞かないと…答えが出ないですよ!」木嶋は、溝越さんに伝えたのだ。
溝越さんは、
「木嶋、悪いが…小室さんに聞いてもらえないか?」木嶋に話したのだ。
木嶋は、
「分かりました。小室さんに聞いてみます。溝越さん、どちらにいますか?」溝越さんに尋ねた。
溝越さんは、
「自分の机に座っているからお願いな!」木嶋に告げて戻って行った。
三度、小室さんの職場に歩いて行った。
「小室さん、自分たちは、5時で終わりましたが…どうでしょうか?」木嶋が、小室さんに話してたのだ。
小室さんは、
「自分も、仕事は終わったぞ!昼休みに話したように、それて行動するぞ!」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「小室さん、相談があるのですが…」
「何だ…改まって。止してくれよ。気持ち悪いな!」小室さんが、木嶋にそう答えていた。
木嶋は、
「実はね!溝越さんが一緒に飲みたいと言うんですよ!」小室さんに、顔をしかめながら尋ねていた。
小室さんは、
「溝越が、一緒に飲みたいって…?冗談だろ?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「冗談ではなく…本気ですよ。」小室さんに答えた。
「さて…どうしようかな?木嶋なら、どうする?」小室さんが、木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「頭から断るのも…と言うのと、本人が参加したいと言う気持ちがあるなら誘ってもいいと思いますが…」小室さんに伝えた。
小室さんは、
「よし…分かった。溝越にOKサインを出そう。木嶋、そう伝えてくれるか?」
木嶋は、
「小室さん、良いんですか?OKサインを出して…。」小室さんに告げた。
小室さんは、
「溝越なりの結論だろう。俺も、たまには、話しを聞いてやらないとな!」木嶋に答えた。
木嶋は、半信半疑になりながらも…
「分かりました。これから、溝越さんに話しに行きます。遅れてもいいですよね?大森さん、三谷さんたちには言わなくてもいいですか?」小室さんに尋ねていた。
小室さんは、
「あとで話せばいいよ。」木嶋に話したのであった。