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第4話

月が変わり、人々が師走になり、忙しく動き始めた。

木嶋の携帯のバイブレーターが

「ブー、ブー、ブー」と鳴る。

木嶋は、携帯を覗いた。メールの着信だった。メールの送信者は、はるかだった。

「先日は、ごちそうさまでした。楽しい時間を過ごさせて頂きありがとうございます。誕生日、当日のスケジュールに関しては、もう少し、時間を下さい。また、こちらからメールします。」という内容だった。

木嶋は、

「なんて礼儀正しい女性なんだろう。今どきの女性してはしっかりしている」と思ったのだ…。

少ししてから、麻美からメールの着信が

「ブー、ブー、ブー」鳴った。

「木嶋さん、麻美です、先日は、どうもありがとうございました。私のラストインに相応しい日が過ごすことが出来ました。今日から、関内の新しい、お店で、働いていますので、近くに来た時には寄って下さい」

週明けの月曜日に、木嶋は、富高さんに会った。

「先日は、お疲れ様でした。2人からメールがきたよ。内容を読んでみる?」と問い掛けた。

富高さんは、

「見せてくれる?」と言葉を返したので、木嶋は、メールを見せたのだ。

「2人とも、義理堅いね!」と富高さんが言う。

木嶋は、『営業メールだと思うよ。こうでもしないと中々、お客さんが来ないのかも知れないよ!』と富高さんに話した。

富高さんは、

「そうかもね!」と答えた。

木嶋は、

「また、一緒に行きましょう!」と声を掛けたのだ。

富高さんは、

「うん、行こうよ!」と話したのだ。

はるかの誕生日が近くづくにつれ、木嶋の携帯が

「ピローン、ピローン、ピローン」と鳴り響く。

この時から、はるか専用の着信音を変えた。

「もしもし、木嶋ですが…。」

「私です。はるかです。誕生日の日の待ち合わせ時間なんですが、午後3時に、カフェレストラン『F』で待ち合わせしたいのですがいかがでしょうか?」とはるかから提案してきた。

木嶋は、

「はるかさんが、その待ち合わせ時間にしたいのならいいですよ。待ち合わせ場所も分かりますから…。」と答えた。

はるかは、

「その待ち合わせで決定しますね。当日、楽しみにしています。」と言い、木嶋は、電話を切ったのだ。

はるかの誕生日当日は、冬晴れで少し寒かったが懐は、温かった。なぜなら、冬のボーナスが出た直後と言うこともあり、気持ちが高ぶっていたのだ。

待ち合わせ時間より、木嶋は、少し前から来ていた。女性を待たせるのは、失礼だと考えていたのだった。

待ち合わせ時間を少し過ぎた辺りに、はるかからの電話だ。

「ピローン、ピローン、ピローン」とはるか専用の着信音が鳴ったのだ。

「私、はるかです。今、どちらにいますか!」と木嶋に聞いた。

木嶋は、

「今ですね。先日、はるかさんが指定した待ち合わせ場所でありますカフェレストラン『F』にいますが…」と電話で伝えた。

はるかは、

「今、横浜駅に着いたので、これからカフェレストラン『F』に向かいますので、お待ち頂けませんか!」と言ってきた。

木嶋は、

「了解しました。待ってます」と答えて電話を切ったのだ。

はるかが、カフェレストラン『F』に入ってきた。

《こんにちは、遅れて申し訳ありません。かなり待ちましたか?》と丁寧な言葉で話してきた。

木嶋は、《いいえ、そんなに待っていなかったよ。》と言葉を返したのだ。

『F』で、話しをしていて30分ぐらいたった時に、はるかが、木嶋に問いかけてきた。。

「木嶋さん、彼女はいるのですか?」と聞くので、木嶋は、はるかに、

「彼女はいません!」と言ったのだ。

はるかは、

「彼女は、いないんですか?誕生日をお聞きしていいですか?」

木嶋は、

「何で…?」とはるかは、

「私で良ければ、誕生日のお祝いをさせて頂いて良いですか?」

「はるかさんが、良ければ、どうぞ、誕生日は、1月13日です。」とはるかに言った。

はるかは、

「分かりました。1月13日ですね。良かったらお店に来て下さい。」と誘われ、木嶋は、OKしたのだ。

木嶋とはるかは、『F』 を出て、はるかの誕生日のプレゼントを買いに行くのだった。

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