表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
390/968

第390話

「キーン、コーン、カーン、コーン」チャイムが工場内に鳴り響いていた。

「やれやれ…やっと昼休みだ!」木嶋は、一人で自問自答していた。

「食堂でご飯を食べてから…富高さんの職場に行こう。」そう思い立っていた。

ご飯を食べ終え…富高さんがいる職場に向かった。

「富高さん…お久しぶり!」富高さんに声を掛けた。

同じ会社にいても、職場によっては、生産のボリュームが違う。

木嶋のいる職場は、比較的ひかくてき多い。

富高さんの職場は、定時間で終わることが多々(たた)ある。

「おぉ〜木嶋君、どうしたの?珍しいね!」富高さんが、木嶋に答えていた。

木嶋は、

「実は、困ったことが起きてしまってね!」富高さんにボヤいていた。

富高さんは、

「木嶋君が、深刻に悩むなんて…相当そうとう問題が大きいね!」木嶋に話していた。

「そうなんだ!はるかさんのことは、富高さんは知っているよね?」木嶋が、富高さんに投げ掛けていた。

富高さんは、

「はるかさんのことは、木嶋君が良く知っているでしょう。」木嶋に話したのだ。

木嶋は、

「はるかさんが、麻美さんの店へ一緒に行きたいと…アピールしているんだ。」富高さんに伝えた。

富高さんは、

「はるかさんが、麻美さんの店に行きたいと言うなら…一緒に連れていけばいいと思うけど…ね。何か…不安があるのかな?」木嶋に告げた。

木嶋は、

「麻美さんが、はるかさんに…《いいイメージ》を抱いていないことは、富高さんに話したと思いますが…夜の仕事をするなら、そこでやりたいと言い出したんだ。」富高さんに話したのだ。

富高さんは、

「はるかさん、夜の仕事をしたいと言い出したの?そこは、木嶋君が抑えないと…。まぁ…麻美さんとは、年齢差ねんれいさがあるからね…。やっかみみたいなことはあるよね。《いいイメージ》をいだかないのは当然じゃないかな!」木嶋に答えていた。

木嶋は、

「やはり…そうかな?麻美さんは、再三さいさんに渡り、はるかさんと別れた方がいいと、自分に伝えているのだ!」富高さんに話していた。

富高さんは、

「どっちも…どっちだよ。お互いが、木嶋君のことを《友達》としてではなく、《お客さん》としてしか見ていないんじゃないの?」

「自分も、そんな気がするよ!」木嶋は、富高さんに答えたのだ。

続けて…

「今日は、朝から悲惨ひさんなことばかりだよ。」

富高さんは、

「人身事故があったんだよね!自分も、その影響をこうむったから…木嶋君が言いたい気持ちは理解しているよ。」木嶋に伝えた。

木嶋は、

「小室さんも、一緒に会社の最寄り駅まで来たのですが…右膝の状態が悪くて、駅から帰宅しました。」富高さんに話していた。

富高さんは、

明日あした…大丈夫かな?」深刻な表情を浮かべて…木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「大丈夫なことを祈りたいね。飲む場所は、『華の舞』で、スタート時間も聞いているから問題がしょうじても…最小限さいしょうげんで済みそう。ただ…永岡さんがいるから、小室さんが来てくれないとね!」富高さんに伝えた。

富高さんは、

「そうだね!木嶋君、あとで状況を教えてくれる?」木嶋に問い掛けていた。

木嶋は、

「また状況報告に来ます。」富高さんに告げ、職場をあとにしたのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ