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第360話

木嶋は、

「永岡さん、自分は、東海道線で帰りますが…どうなされますか?こちらでいいですか?」永岡さんに尋ねた。

永岡さんは、

「木嶋と一緒でいいよ。横浜駅構内は、工事をしているんだな!何を作ろうとしているんだ!」不思議そうな表情で、木嶋に聞いていた。

木嶋は、

随分ずいぶんと長く工事をしていますが、東西の自由通路を作っていますが、終わりが見えないですよ。」

「昼間…人通どおりが多く、電車が動いているときに、出来ないからな!終電が終わったあとからだ…工事を始めるのは…」永岡さんは、木嶋をあやすように答えていた。

木嶋も、頷いていた。

「いつになるんですかね!工事が終わるのは…」

「この分では、まだまだ…時間が掛かると思うぞ!」永岡さんは、木嶋に話していた。

東海道線のホームに上がる階段を…一段ずつ上って行く。

若い人にはいいが、高齢者には、まだエスカレーターを設置されていないため…手摺りに捕まり…上がって行く。

「いつになるんですかね!エスカレーターが設置されるのは…」木嶋は、不満げな表情を見せていた。

永岡さんは、

「工事の最後ではないか!少し…急がないとダメかも知れないな!」永岡さんが、木嶋に伝えた。

木嶋は、

「そうですね〜。日本は…いずれ少子高齢化社会が近づいていますからね!あと…何年かしたら、《団塊の世代》の人たちが定年退職されていき、自分たちの世代も、シングルが多いです。」永岡さんに伝えた。

永岡さんは、

「自分も、《団塊の世代》だぞ。」木嶋に告げた。

階段を上りきり…電光掲示板に目をくばった。

「今度の電車は、15両編成か…」木嶋は呟いた。

東海道線には、時間帯によっては、1編成短い車両で運行していることもある。

タイムラグには、細心さいしん注意ちゅういしていた。

最も短い車両は、8両である。

その時間帯は、午後10時頃の特急車両である。

木嶋は、はるかが…クラブ『H』にいた頃は、良くこの電車に乗車していた。

「永岡さん、どの辺りに乗車しますか?」木嶋は、永岡さんに尋ねた。

永岡さんは、

「木嶋に判断をゆだねるぞ!」

「それなら…最後尾でいいですか!そこなら空いていますから…」木嶋は、永岡さんに答えたのだ。

整列してから…5分が経過した。

「間もなく…東京行きが到着致します。危ないですから黄色い線までおがり下さい。」ホームアナウンスが聞こえていた。

「永岡さん、もうすぐ来ますよ!」

永岡さんは、

「うん!」頷いた。

東海道線も、時間帯によっては混んでいることもある。

今日は、週末の金曜日。

混んでいると言っても…通勤、帰宅ラッシュから比べたら、まだ【マシ】なほうかも知れない。

東海道線がホームに入ってきた。

「プシュー」ドアが開いた。

木嶋は、長椅子ながいすのドア付近に座席を確保した。

「木嶋、関内に飲みに行っているなら…来週、会ってみたい…行こう!」永岡さんは、木嶋に声を掛けた。

木嶋は、

「永岡さん、これからメールをしてみます。」

送信メールボックスから…麻美のメールアドレスをスクロールした。

「麻美さん、来週の金曜日…飲みに行きます。時間と、人数にかんしては、まだ…未定です。」木嶋は、麻美にメールを送信したのであった。

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