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第356話

「うん。いいよ!来週の金曜日だよね。」富高さんは、木嶋に確認した。

木嶋は、

「そうだよ!もしかしたら…三谷さんが来るかも知れないよ!」富高さんに伝えた。

富高さんは、

「三谷さんね!随分ずいぶん、一緒に飲んでいないよね!木嶋君、大森君は…誘わないの?」木嶋に問いかけていた。

木嶋と大森さんは、同じ年代と言うのは…富高さんも知っていた。

大森さんを誘いたい気持ちが。木嶋にはある。

今回の主役は、間違いなく…永岡さんである。

永岡さんより…大森さんが目立つ可能性は低いが、どうするべきか…さすがの木嶋も悩んでしまっていた。

「富高さん、大森さんに関しては、あとで…話しに行きますよ!」木嶋は、富高さんに言葉をにごしていた。

富高さんは、

「木嶋君には、大森君が居ないと…ね。予定があるなら無理に誘わなくてもいいよ!」木嶋の心を透かしていた。

木嶋は、

「大森さんが所属している釣りクラブの会合かいごうがあるかも知れないね!」富高さんに告げた。

大森さんの所属している…釣りクラブは、全国で名前が通っていると、常日頃つねひごろから豪語ごうごしている。

木嶋は、釣りをやらないので、どこのクラブが有名なのか…それすら分からない。

以前…小室さんがいる職場に釣りの大会で優勝した人がいたことがあった。

その人の体型は、背が高くて、身体がガッチリしていた。

木嶋が、家で読んでいる日刊スポーツに掲載けいさいされたことがあるらしいが、その記事きじ見たことがなかった。

会社を辞めてから音信不通おんしんふつうになり、今…どこで何をしているかは解らない。

ただ富高さんは、大森さんが所属している…釣りクラブの名前は知っているみたいであった。

木嶋は、

「富高さん、飲む場所は、小室さんに一任いちにんしてもいいかな?」富高さんに問いかけた。

富高さんは、

「木嶋君に任せますよ。」木嶋に答えた。

木嶋は、

「じゃあ…そういうことでよろしく!場所と時間、メンバーが分かり次第しだい連絡をします。」富高さんに伝え、その場離れていく。

「富高さんに、永岡さんのことを話さなくて良かったのだろうか?」木嶋は、珍しく…うしろめたさを感じていた。

大森さんの元に木嶋がやってきた。

「木嶋君…どうしたの?浮かない顔をして…」大森さんが、木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「何でもないよ!大森さん、来週の金曜日…予定が空いているかな?」大森さんに尋ねた。

大森さんは、

「来週の金曜日?何かあるの?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「小室さんをかこむ会だよ。」

「小室さんを囲む会なら行きますよ。メンバーは、他に誰が来るの」大森さんは、木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「三谷さんと、富高さんだよ。」大森さんに答えた。

大森さんは、

「いつものメンバーだね!」苦笑いをしていた。

木嶋は、

「ここまでなら…いつものメンバーだが、今回は、《サプライズゲスト》がいます。」大森さんに伝えた。

大森さんは、

「えっ…《サプライズゲスト》って誰なの?」木嶋にツッコミを入れた。

木嶋は、

「さぁ〜誰なんでしょう?大森さんのことを知っている人だね!」大森さんに答えた。

大森さんは、

「自分のことを知っている人と言えば…あの人かな?」木嶋に告げた。

木嶋は、

「それは、当日のお楽しみ。飲む場所は、小室さんに任せたからね。」大森さんに話した。

大森さんは、

「了解しました。来週の金曜日…期待しています。」木嶋に答えて、仕事を始める準備をしていた。

木嶋も、慌てて職場に戻ったのであった。

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