第354話
木嶋は、永岡さんと別れたあと…小室さんのいる休憩所に向かった。
「小室さん、おはようございます。」挨拶をした。
小室さんは、
「おはよう!こんな時間から来るなんて…何か…あったのか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「相談があるので…こちらに出向いて来ました。」小室さんに伝えた。
小室さんは、
「お金の相談なら受けないぞ…。」真面目な表情で、木嶋に問いかけていた。
木嶋は、『ズルッ』とコケた。
「お金の相談ではないですよ!飲み会のことです。」小室さんに答えた。
「飲む場所についてか…?もちろん、決めてあるよ。会社の最寄り駅近くで飲むぞ!その方がいいだろう?」小室さんは、木嶋に話したのだ。
木嶋は、
「その飲み会についてですが…永岡さんも一緒にお願い出来ませんか?」小室さんに問いかけた。
小室さんは、
「永岡さんか…。まだ、海外勤務ではないのか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「先ほど…自分の職場で【ボケッ】と考えごとをしていたら…《木嶋…何をしている。》と声を掛けられて、振り向いたら…永岡さんでした。」小室さんに伝えた。
小室さんは、
「一時帰国ではないのか?」
「一時帰国ではなく、期間満了で、もう海外勤務はないと話していました!」木嶋は、小室さんに答えた。
小室さんは、
「永岡さん、期間満了で帰って来たのか…久しぶりに飲みたいな!色々(いろいろ)と積もる話しもあるしな!場所を変えてもいいか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「いいですよ。富高さんも、誘いたいんだ。」小室さんに聞いていた。
小室さんは、
「確かに…木嶋と2人で飲むよりも、永岡さん、富高も一緒なら話しが盛り上がるな!2人に連絡出来るか?」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「永岡さんには、携帯の番号を教えて頂いたので、連絡出来ますよ。富高さんは、職場に出向いて話しをしてきます。」小室さんに答えた。
小室さんは、
「別な場所を予約しよう!木嶋の口に合うか判らないが…」木嶋に話していた。
木嶋は、
「自分のお腹は、普段から食べつけないものを食べると…壊してしまうので…。」小室さんに告げた。
小室さんは、
「その食べつけないのにしようか!」笑いながら、木嶋に話していた。
木嶋は、
「日にちは、来週の金曜日だよ。」小室さんに念押しした。
「来週の金曜日だな!分かりました。」小室さんは、木嶋に伝えた。
木嶋は、自分の職場に戻って行った。
腕時計で時間を確認した。
「午前8時過ぎか…富高さんには、昼休みに話しに行こう」と、決めたのであった。