表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
344/968

第344話

「みんな考えていることは同じなんだな!」

木嶋は、自分自身で納得するしかなかった。

本屋やコンビニに行けば…雑誌、文庫を《タダ》で読むことが出来る。

どちらも、長時間ちょうじかん…立ち読みしていると、店員さんが、嫌な顔をする。

木嶋の家の近くにある商店街しょうてんがい一角いっかくに、小さな本屋があったが、立ち読みしていると、店の人が…《はたき》で追い出してしまう。

いつしか…その本屋に人が入らなくなり、最寄り駅に出来た…大きな本屋に潰されてしまったのだ。

インターネットカフェで、《まったり》したい気分だが…

木嶋が、ソファーに座り慣れていないので、直ぐに眠くなってしまうのだ。

最新の雑誌は、コンビニで入手するのが、効率こうりつがよい。

本屋には、フロアマップや、タッチパネル式の【検索君】(けんさくくん)がある…。

木嶋の探している雑誌や文庫は、一目瞭然いちもくりょうぜんで分かるのだ。

スポーツ文庫のコーナーに着いた。

色んな人が書いている…

どうしても、手に取ってしまうのは…高校野球や社会人野球などからプロ野球に入った選手の本である。

手に取りパラパラと…ページをめくる。

木嶋が、文章を読んでいて…

【これは…最初から読んでみたい】と思えば、本を購入するのであった。

最近は、そういった衝撃的しょうげきてきな本に出合う機会が少なく感じている。

野球以外にも、陸上をやっていたので、その関連の本を買うことがある。

スポーツコーナーのたなを、ひと通り見渡したが、買いたいと思う本が見つからなかった。

コーナーを移動。

ゲーム関連のコーナーに向かった。

ここには、ゲームの攻略本がたくさんあった。

木嶋が、今…プレイしているゲームは、プロ野球のゲームである。

ゲームも、年々(ねんねん)進化をしている。

ありきたりのゲームにきも来る。

攻略本を探すも…なかなか見つからない。

どうやら…ここは、ゲーム関連雑誌を取り扱いは少ないらしい。

店員さんに聞くのも、一つのではあるが、取り寄せになってしまうと…日にちが掛かってしまう。

「どうしようかな?他の店舗にあるかも知れないな!」そう感じた木嶋は、ゲーム関連コーナーから…週刊誌のある場所に移動した。

ふと…腕時計を見ると…

午後2時30分を過ぎた。

「まだ、時間にゆとりがある。」

はるかと、待ち合わせ時間は、午後3時である。

今から行動しても、横浜のコーヒーショップ『Y』で待たなければならない。

はるかは、時間通どおりに来る可能性は低い。

「午後3時に出ればいいかな!」

木嶋は、週刊誌のコーナーで、雑誌を取り…読み出していた。

一つのことに集中すると、携帯の着信に気がつかないことも多々(たた)にある。

何となく…携帯の着信履歴を見た。

すると…はるかからの着信があった。

呼び出し音は鳴るようになっている。

「マナーモードになっていないはず…」

携帯を確認すると、マナーモードの設定になっておらず…通常モードになっていた。

呼び出し音が鳴らないとなると…

【電話を掛けて…】と、サインが出ている。

「そろそろ…出るか!」 雑誌を元の場所に戻し、エスカレーターで下りて行く。

駅と直結ちょっけつしているので、1Fまで下りなくてもいいのである。

最寄り駅の改札に向かったのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ