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第340話

すぐに、

「木嶋さん、本当ですか?」笑顔の顔文字入りで、ちさとさんからメールが返信してきた。

木嶋は、

「ちさとさん、もちろん約束しますよ!」ちさとさんに、再び、メールを送信した。

ちさとさんは、

「ヤッター」と、メールで喜び、続けて…

「木嶋さんと、デート出来る日にちが、待ち遠しくてたまりません…はるかさんに内緒で、私をどこかに連れて行って下さい。」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「了解しました。いつ…クラブ『U』に行くか?デートする日にちを含めて…まだ、分かりませんが…決定した連絡します。」メールを返信したのであった。

ちさとさんは、

「木嶋さんから連絡来るのを楽しみにしています。」木嶋に、メールをしたのであった。

木嶋は、

「はるか…ちさとさん…2人共とも甲乙こうおつ付けるのが難しい。はるかには、はるかの良さがあり、ちさとさんには、ちさとさんの魅力みりょくがある。両方りょうほうに言えるのは、若さが最大の《アピールポイント》である。」

好きな女性を《ポイント》みたいに点数評価てんすうひょうかするのは、

木嶋の《ポリシー》にはんしていて…決してこのましいことだと思っていない。

時間ときが経てば、いつかは、誰かをを選択しなければならないときがくるのだ。」

木嶋は、

「はるか、麻美、玲、ちさと…一度に、4人を相手にしなければならないのか?はるかは、店を辞めて…今は、社会人。麻美、ちさとさんは、クラブ『U』。玲さんは、クラブ『O』。結構けっこう…身体がキツイな!」ボヤき…

「自分が、今のままの状況で、全員と付き合いきれると思っていない。【一人、また一人】と…連絡が途絶とだえ、消えて行く日が来るのだろう!」

横浜駅の改札口を通り、東海道線のホームへの階段を上って行く。

木嶋が、携帯をズボンのポケットに入れた。

駅の【KIOSK】で、新たに、別の夕刊紙を購入した。

気分転換に、別の夕刊紙を購入するのは、珍しいのだ。

通勤で乗っている時間が長いと、別の夕刊紙を一緒に買うこともある。

工場移転当初は、東海道線で、藤沢駅乗り換えで、今は、たまにしか買わない別の夕刊紙を、毎日買っていた。

それが、10年後には、会社の最寄り駅に行くルートが、2路線増加して…3路線になり、

会社の先輩方は、早々(はやばや)と、新しいルートにしたと同時に、タブロイド型の夕刊紙に切り替えた。

木嶋が、新しいルートに変更したのは、一番最後である。

それが、横浜駅で乗り換える…相鉄線ルートに変更したのだ。

横浜駅で乗り換えるため…はるかと出会うことが出来た。

はるかと出会わなかったら…一人…淋しい日々(ひび)を、今も過ごしていたと思う。

結果論で言えば良かった。

陸上仲間との飲み会も、横浜駅が待ち合わせ場所の主体しゅたいである。

東海道線に乗り、自分の家の最寄り駅に向かった。

「フー」と、ため息が漏れていた。

別の夕刊紙を読んでいた。

「ガタン、ゴドン」と横浜駅をあとにしたのであった。


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