第337話
はるかは、
「木嶋さん、物知りなんですね!」木嶋を持ち上げた。
木嶋は、
「当たり前のことを話しただけですよ!」ポーカーフェイスを装っていた。
ちさとさんが、
「木嶋さん、麻美さんが、新しく立ち上げるお店に来ないか?私、誘われています!どうすれば良いですか?」木嶋に投げ掛けていた。
木嶋は、
「一個人の意見としては、麻美さんと、今…現在、一緒に働いているから…手っ取り早く、ちさとさんに声を掛けたと思います。新しい店で働く必要はないと考えます!ちさとさんが、働きたいと言うのであれば…止めることは出来ません!」ちさとさんに伝えた。
はるかが、
「もし、私が働きたい…って言ったらどうするの?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「はるかさんの場合も、ちさとさんに言ったことと同じです!」と伝えるも…
「麻美さんの…お店としてで言わせれば…可愛いから来てもらいたい。しかし…個人的な立場では、気乗りがしないと…」話していた。
はるかは、
「その言葉は、随分と…自分を見下されている発言ですよね!」怒った口調で、木嶋に答えていた。
木嶋は、
「何も、怒ることないでしょ!これは、自分が言っている訳ではないので…正直に伝えたまでです。」はるかに伝えた。
ちさとさんは、
「何か…麻美さんを信用していた自分が恥ずかしく感じます!」真っ赤な顔で話したのだ。
木嶋は、
「ちさとさんは、今のクラブ『U』で働いて…来年の春に辞めて…それから新しい道を模索した方がいいと思うよ!」ちさとさんに答えたのだ。
はるかも、
「私も、木嶋さんの意見に賛成です。」ちさとさんに告げた。
ちさとさんは、
「私、木嶋さんと、はるかさんに…パワーを頂きました。次の機会がありましたら、ご一緒していいですか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「自分は、問題ないよ!はるかさんは…」はるかに尋ねた。
はるかは、
「私も、問題ないですよ!」木嶋に話したのだ。
木嶋は、
「これで決まりだね!いつ…あるのか?楽しみにしているね!」ちさとさんに告げた。
ちさとさんは、
「ありがとうございます!」木嶋にお礼を述べ、席を立った。
「もう…帰ってしまうのですか?」はるかが、ちさとさんに聞いていた。
ちさとさんは、
「はい。2人のデートの邪魔をしてはいけないので…」はるかに伝えた。
はるかは、
「気を遣わなくていいですよ!こうして会えたのも何かの縁ですからね!まだ、時間が許すのでした…いて下さい。」ちさとさんに告げた。
ちさとさんは、
「私、勉強もしないといけないので…今日は、ありがとうございました。」木嶋と、はるかに頭を下げ、その場から離れていく。
木嶋は、
「またね!」ちさとさんに話し、右手を上げたのだ。
ちさとさんが、階段を降りていく…。
はるかは、
「何なの?あの…ちさとさんは…木嶋さんと馴れ馴れしく話していたけど…私以外に付き合っているんじゃないでしょうね?」木嶋に、疑惑の視線を投げ掛けていた。
木嶋は、
「はるかさん、自分を疑っているの?ちさとさんとは、麻美さんのクラブ『U』で、1度…会話しただけですよ!」続けて…
「はるかさん以外の女性と付き合うことはないから安心して下さい!」はるかに答えたのだ。
はるかは、
「それなら…安心。」首を縦に振ったのであった。