第31話
木嶋は、透かさずはるかに伝えた。
「はるかさんのいるクラブ『H』に行きますよ。富高さんには、うまく話しておきますよ。」はるかに、伝えた。
はるかは、嬉しそうに
「本当ですか?」問い掛けた。
木嶋は、
「本当ですよ。」はるかに、話した。
はるかは、
「日にちは、決まったら連絡を下さい。」木嶋に話し、
木嶋は、
「分かりました。日にちが決まりましたら、はるかさんに連絡します。」
そう言いながら、はるかとの電話での通話を切ったのだ。
木嶋は、
【やっぱり、はるかさんから電話がくると、他の店に行こうと勇気が無くなる。もっとも、クラブ『H』をホームグランドにしているのは当然かな!】心の中で呟いた。
木嶋から見れば、はるかは年齢的に若すぎると思う半面、普段から横浜で会っている時間の長短はあるが、麻美や玲よりも魅力を感じていたのだった。
木嶋は、徐々に、はるか中心で生活を送り始めていた。
そんな生活をしていたある日、木嶋が、
「はるかさん、富高さんとクラブ『H』に行く日にちを決めたのでお知らせします。日にちは、4月の会社が長期休暇に入る前日の金曜日に行きたいと考えています。」はるかに、メールをしたのだ。
木嶋が、メールをしてから時間が経過していた。
木嶋の携帯が、
「ピローン、ピローン、ピローン」鳴り響いている。はるかからの着信音だった。
「木嶋さんからのメールを読ませて頂きました。4月の連休前と言いますと世間ではGWに掛かるところでよろしいでしょうか?」はるかは、木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「そうです。世間で言うGWに掛かるところですよ。」はるかに、言葉を切り替えした。
はるかは、
「分かりました。」木嶋に対して理解を示して、電話を切ったのだ。
木嶋は、富高さんの元に、再び歩いていく。
「富高さん、先日の話しですが、玲さんのクラブ『O』ではなくて、はるかさんのクラブ『H』で良いですか?日にちは、4月のGW前の金曜日でいかがでしょうか?」木嶋が、富高さんに問い掛けた。
富高さんは、
「日にちはいいよ。クラブ『H』は、横浜駅から近いよね。飲んで帰るのに駅から遠いと歩くのが大変だからね。木嶋君から、はるかさんに連絡をしておいてよ。」木嶋に、話したのだ。
木嶋は、
「ありがとうございます。はるかさんには、連絡を入れます。はるかさんを食事に誘ってもいいかな?クラブ『H』に3人で一緒に行くのはどうかな?」富高さんに、話していた。
富高さんも、
「いいね。食事をしようよ。待ち合わせ場所は、決めてくれれば、木嶋君と一緒に行けばいいよね。」木嶋に、問い掛けた。
木嶋は、
「そうだね。富高さん携帯を持っていないんだよね。時間と待ち合わせ場所は、はるかさんに任せればいいよ。」富高さんに伝え、その場所から歩き始めた。
木嶋は、
「富高さんと話しました。クラブ『H』でOKです。3人で食事をしましょう。待ち合わせ場所と時間ははるかさんに任せます。」はるかにメールをしたのだった。
木嶋の携帯が、
「ピローン、ピローン、ピローン」はるかからのメールの着信音が鳴ったのだった。
「連絡ありがとうございます。また、食事に誘って頂きありがとうございます。」
木嶋は、
「3人で食事をする機会があまりないですからね。クラブ『H』に行くにしても少し、時間のゆとりがあるのではないですか!」はるかに、メールを返したのだった。
はるかは、
「そうですね。木嶋さんとは会う機会はあるのですが、富高さんとないですよね。時間と待ち合わせ場所は、もう少し待って下さい。」木嶋に、返信してきたのだった。