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第309話

大貫さんは、

「今の若者だから仕方ないよ!木嶋も、頭の中の考え方を、今の時代に《リニューアル》しないと…」木嶋に話したのだ。

大貫さんの話しに、木嶋は、首を縦に振り、頷いたのだ。

「これからは、こんな時代が来るんだな!」そう思わずにいられなかった。

「それでは、大貫さん、先に帰ります。」木嶋は、大貫さんに声を掛け、職場を離れて行く。

ロッカールームに向かう足取りが重い。

背中に…

『ズシリ…』と、目に見えない…何かを背負ったみたいである。

このままでは、自分が、《プレッシャー》に押し潰されてしまいそうである。

その《プレッシャー》から《解放》されるには…どうすれば良いのだろう?

なかなか…良い《アイデア》が浮かばない。

「今年の夏は暑いし…やはり…飲みに行くべきかな?」木嶋は、ひとごとのように呟いた。

「飲みに行くにしても…一人では行きづらいな!富高さんを誘うべきかな?そうだ…麻美さんに相談しよう!」

急いでロッカールームに向かい、着替えを終えて…会社の送迎バスに乗車した。

携帯を取り出し、麻美の《メモリーダイヤル》をスクロールした。

「電話にしようか…?メールにしようか…?思案しあんのしどころだ。どうしよう?」少し…悩んでいた。

会社のバスが、最寄り駅に着いた。

バスを降り、駅の階段を一段ずつ降りながら…

「メールするよりも、電話で話しをしてみよう!」

木嶋は、麻美に電話をした。

「プッ、プッ、プッ、プルー」呼び出し音が鳴り響いている。

コールの回数が…10回鳴っていた。

木嶋があきらめようとしたとき…

「もしもし…麻美です。」麻美が電話に出た。

「木嶋です。お久しぶりです。」木嶋が、麻美に挨拶をした。

麻美が、

「木嶋君、連絡をくれたのは、随分ずいぶん久しぶりですね…!」木嶋に話したのだ。

麻美が言う通りである…。

木嶋は、近況報告は…メールで、ことあるごとに…麻美に伝えていた。

電話で、話しをするのは、4カ月ぐらい経過していたのだ。

木嶋は、照れ臭そうに…

「そうですね!なかなか連絡をしなくて…申し訳ないです。」電話口でんわぐちで、麻美に頭を下げていた。

麻美は、

「何か…あったの?はるかさんと…ケンカでもしたのかな?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「残念ながら…はるかさんとは、《つかず離れず》みたいな感じで交際していますよ。」麻美に答えたのだ。

麻美は、

「仲が良いのは…いいと思います。」木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「まっ…雑談は、ここまでにして…今日は、麻美さんに報告があります。」麻美に話したのだ。

麻美は、

「どんな話しなの?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、駅のコンコースに立ち…自動販売機で、コーヒーを購入した。

今はまだ、冷たい飲み物が売れている。

売れているからと言って…商品改札をおこたると…そこの企業は、成長をなくして…淘汰とうたされて行く。

木嶋は、

「9月から、組合の文体リーダーになることが決まりました。」麻美に伝えた。

麻美は、

「それは、おめでとうございます!」木嶋に答えたのだ。

木嶋は、

「今の若い人たちの考え方が分からないので、麻美さんのいるクラブ『U』に、はるかさんぐらいの若い女性がいたら紹介して下さい!」麻美にお願いをした。

麻美は、

「木嶋君の頼みなら仕方ない。若い女性はいますので、これから…クラブ『U』に来てくれれば紹介しますよ!」木嶋に話したのだ。

木嶋は、麻美の配慮はいりょに感謝しつつ…

「これから…向かいます。」電話を切ったのであった。


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