第298話
男性店員さんが、木嶋のテーブルに歩いてきた。
「大変お待たせしました。ご注文をどうぞ…」
「スコーンとドリンクセットでお願いします。」木嶋は、男性店員さんに伝えた。
「飲み物は、何に致しますか?」
木嶋は、
「ホットロイヤルミルクティーでお願いします。」男性店員さんに話したのだ。
男性店員さんは、
「ご注文を承りました。少々、お待ち下さいませ!」木嶋の元を離れて行った。
はるかは、
「木嶋さんと会うのは、久しぶりですよね?どれくらい会っていなかったのかな?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「そうだね!はるかさんの《ラストイン》以来だね!」はるかに答えたのだ。
はるかは、
「あの《ラストイン》以来になるのですか?クラブ『H』のお客さんからは、《また…復帰して…》メールや電話が、毎日、頻繁来ます。私は、4月から社会人になるので、いい機会なので、新しく携帯を買い替えしようと考えています!」木嶋に相談を持ち掛けた!
木嶋は、
「何故?買い替えるの?」答えが見つからないまま…はるかに聞いていた。
はるかは、
「いつまでも、クラブ『H』を引きずりたくないのです。」強い口調で、木嶋に思いをぶつけていた。
木嶋は、
「引きずりたくないのは、理解をするが、そうなると…自分との関係も終わりになるんじゃないの?」はるかに問いかけていた。
はるかは、
「出会いは、クラブ『H』ですが…木嶋さんと別れることは考えていません!新しい携帯を購入したら、番号を教えます。そのときに、旧番号から切り替えて下さいね!」木嶋に話したのだ。
木嶋は、
「分かりました。いつ…新しい携帯を買う予定なのかな?」はるかに尋ねていた。
はるかは、
「明日か…明後日には…買う予定です。」
「随分、行動が早いね!」木嶋は、苦笑いを浮かべ、はるかに答えていた。
「木嶋さん、携帯会社は…どちらですか?」はるかは、木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「自分は、《vodafone》を使っています。はるかさんは…どこを使っているのかな?」はるかに問いかけていた。
はるかは、
「今、使っているのは…《au》です。今度は、《docomo》にしようかなと思っています!」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「携帯を新しくすると…メールアドレスも変わりますね!新しい番号が判れば問題ない。あとは、はるかさんが、機能など…比較して、決めればいいと思います。《docomo》は、携帯では、トップ企業。通信エリアも幅広いからね!」はるかの意見に賛同していた。
はるかは、
「木嶋さんは、私のことを一番理解をしてくれていますね!うれしいです!ありがとうございます!」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「携帯の《docomo》のことは、客観的に見ても、当たり前のことだと…」はるかに話したのだ。
はるかは、
「木嶋さん、麻美さんに、新しい携帯になっても、番号を教えないで下さい!」木嶋に話したのだ。
木嶋は、
「麻美さんに教えちゃあダメなの?」頭にクエスチョンマークが出ていた。
はるかは、
「だって…麻美さんが、私の新しい番号を知ったら、クラブ『H』のお客さんと縁が切れないじゃあないですか…」木嶋に伝えたのだ。
木嶋は、
「そうだよね!はるかさんに電話をしても繋がらないから、麻美さんの番号を知っている人が掛けるよね!最終的には、自分に電話が来るね!トボけましょう!」はるかに答えたのであった。