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第289話

木嶋は、

「麻美さん、チョット…外に出てきていいですか?」麻美にお伺いを立てていた。

麻美は、

「誰に電話をするの?」木嶋を突いていた。

木嶋は、

「はるかさんにですよ…!」麻美に伝えた。

麻美は、

「何だかんだと言っても…木嶋君は、はるかさんが中心なのね?」嫉妬ジェラシーになりながらも、木嶋を奥の席から立たせたのであった。

女性の嫉妬ほど怖いものはない。

麻美にしても、はるかにしても、木嶋を独占しようと…強烈さがないのが救いであった。

木嶋は、クラブ『U』のドアを開けて…

エレベーターホールに出て行った。

「はるかは、怒っているのかな?」内心ないしん…恐怖を感じていたのも否定は出来ない。

「麻美さんに、怯えているのかも…?」頭の中で不安がぎり、精神的せいしんてきまいっていた。

木嶋は、携帯の着信履歴から…はるかの番号を検索して発信。

「プッ、プッ、プッ、プルー」と鳴っている。

はるかが電話に出た。

「もしも〜し。はるかです。」

「木嶋です。すいません…何度も着信があったのに…気が付きませんでした。申し訳ない。」木嶋は、電話口でんわぐちで謝罪していた。

はるかは、

「木嶋さんが、電話に出れないのは仕方ないと思います。それだけ…麻美さんの店で楽しく過ごしているんだなぁ〜と…ね。」木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「今日は、珍しく…富高さんがノッテいるんだ。《カラオケ》を気分良く歌っていたよ!」はるかに話したのだ。

はるかは、

「へぇ〜…富高さん、《カラオケ》を歌うんですか?私がいた店は、《カラオケ》を歌えませんでしたからね!」不思議そうに、問いかけていた。

木嶋は、

「今回は、その場の流れで歌わないといけなかった…と、言った方が正解かも…。」はるかに答えていた。

はるかは、

「雰囲気にまれてしまったと…解釈かいしゃくした方がいいのかな?」木嶋に尋ねた。

木嶋は、

「そうだね!」はるかに話したのだ。

はるかは、

「木嶋さんも、歌ったのですか?」木嶋に聞いていた。

「えぇ〜歌いましたよ!今のところは、一曲だけですが…富高さんも、同じですよ!」木嶋は、はるかに伝えたのだ。

はるかは、

「木嶋さん、機会があれば《カラオケ》に一度行きましょうよ!」木嶋に聞いてみた。

木嶋は、

「うん。いいよ!お互いが時間を取れるときに、《カラオケ》に行きましょう。」はるかに答えたのだ。

はるかは、

「わ〜い。近いうちに実現出来るようにしますね?もうすぐ…麻美さんの店から帰るのですか?」

「もうすぐ…帰りますよ!富高さんは、終電で帰ろうと話していたのですが…同じ会社の先輩が、自分の家に泊まれ》って…話していて、それなら…言葉に甘えて…と。」木嶋は、はるかに話したのだ。

はるかは、

「富高さん、自宅は千葉の船橋ですよね…?会社の先輩の家に泊まることになったなら安心です!木嶋さん、今度、会うときに、麻美のクラブの雰囲気などを…教えて下さい!」木嶋にお願いをした。

木嶋は、はるかの頼みを断り切れず…

「了解しました。」と、苦笑いをしていた。

はるかは、

「木嶋さん、おやすみなさい。」木嶋に伝え、

木嶋は、

「はるかさん、おやすみなさい!」と返事を返し、電話を切ったのだ。

携帯の画面の時刻を見た…

「もうすぐ…帰らないと…。」ボヤきながら…

クラブ『U』のドアを開けたのであった。

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