表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
274/968

第274話

最寄り駅のエスカレーターに乗り、地下のコンコースへ降りて行く。

木嶋は、

「小室さん、富高さんと一緒にビールを買いにいきますので、コンビニの前で待っていて下さい!」小室さんに話したのだ。

小室さんは、

「判りました。」煙草たばこに火をけ、美味おいしそうに煙りを出し、木嶋に答えたのだ。

木嶋は、富高さんと一緒にコンビニへ入りながら、麻美に電話をしていた。

「プルッ、プルー、プルー」呼び出し音が鳴り響いているが…

中々(なかなか)、電話に出ない。

「どうしたのだろう?」

【缶ビールを3本】

両手に持ちながら、頭の中に不安がぎっていた。

富高さんが、

「木嶋君、どうしたの?」心配そうな表情で、木嶋に問いかけている。

木嶋は、

「麻美さんに電話しているが、出れないみたい…。」富高さんに答えていた。

富高さんは、

「木嶋君、麻美さんは、自分たちが、クラブ『H』に行くのを知っているんだよね?」木嶋に問いかけた。

「先ほどの電話で話しはしてあります!人数は伝えられなかった!」木嶋は、富高さんに答えていた。

富高さんは、

「忙しいから電話に出られないんじゃないかな?クラブ『U』の場所は、木嶋君、解るのかな?」木嶋に尋ねていた。

「クラブ『U』は、一度も行ったことがないので、不安があるんだ。関内は、ビルばかりで、今一いまいち解りにくい…駅に着いたら、もう一度…電話してみればいいかな?」木嶋は、富高さんに話したのだ。

富高さんは、

「それがいいね。小室さんが待ちくたびれているみたいだよ!ビールの会計は、自分がするからいいよ!」

「あっ…いけない…会計をお願いします。小室さんを、コンビニの前で待たせたままだったんだ!」木嶋は、富高さんに話し、慌てて…小室さんの元に走っている。

小室さんは、

「木嶋、待たせ過ぎだぞ!」しびれを切らしていた。

「すいません!」頭を下げていた。

「何をしていたんだ!」小室さんは、木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「関内の店に電話をしていたのです!」小室さんに伝えたのだ。

小室さんは、

「相手は、電話に出たのか?」

「忙しいみたいで、電話に出てくれなかった!」木嶋は答えたのだ。

「出れないのは仕方ないぞ!お客さんがいれば付かないと…」小室さんは、麻美の状況を理解をしていた。

コンビニの会計を終えた富高さんが、木嶋と小室さんの元に来たのだ。

「木嶋君、麻美さんから連絡あったかな?」富高さんが、木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「依然、連絡はないよ!あとで、メールを送ります。」富高さんに話し、

続けて、

「どちらのルートにしようかな?」小室さんに尋ねていた。

小室さんは、

「どっちでもいいぞ!その店に近いルートを選択すればいいぞ!」木嶋に話していた。

木嶋は、

「それなら、横浜市営地下鉄がいいね!」小室さんに答えたのだ。

富高さんは、

「木嶋君、横浜市営地下鉄で大丈夫なの?」木嶋に問いかけた。

木嶋は、

「大丈夫だと思います。横浜駅で京浜東北線に乗り換えるよりは、横浜市営地下鉄で地下の階段を上れば、地上に出るまで楽だと思います。小室さんは、ツラいかも知れませんが…」富高さんに答えたのだ。

富高さんは、

「じゃあ…横浜市営地下鉄の乗り場に行きましょう!」木嶋と、小室さんを案内していた。

小室さんも、飲み過ぎで、あしが、千鳥足ちどりあしになっていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ