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第272話

富高さんが、

「木嶋君、今の電話は…誰からなの?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「麻美さんからです!待っているから…早く切り上げて来て欲しい…とね。」富高さんに答えていた。

富高さんは、

「木嶋君、麻美さんの店にも、顔を出さないとダメなんだよね…」腕組みをして考えていた。

木嶋は、

「ここから移動しても、1時間掛かるからね…ドタキャンをしてもいいが、麻美さんに失礼だし、思案をしているよ。」富高さんに問いかけていた。

小室さんが、

「2人で飲みに行く約束があるのか?」木嶋と富高さんの会話を聞いていたのだ。

「2人で飲みに行きますが…ただ、小室さんには、似合わない場所かも知れませんね!」木嶋は、軽いジョークを飛ばしていた。

「木嶋、自分に、似合わない場所があると思うか?」小室さんは、木嶋に質問した。

「あると思います。行こうとしている場所は、関内駅から歩いて…10分ぐらいかな?クラブ『U』と言う店なんですよ!」木嶋は、丁寧ていねい口調くちょうで小室さんに話していた。

小室さんは、

「横浜スタジアムのある関内か…その店の女性に、木嶋は、《イレ込んで》いるのか?」木嶋に問い詰めていた。

木嶋は、

「小室さん、随分ずいぶん失礼な言い方をしますね!《イレ込んで》なんかいません!自分と同じ年代なので、話しをしていても、気を使わなくていいし、話しやすいのです。富高さんにも、同じことを言っていましたが…。」小室さんに話したのだ。

小室さんは、

「富高も、そうなのか?」富高さんに聞いていた。

富高さんは、

「木嶋君から誘われない限り…自分一人で行く場所ではないですから…行った店で、知り合った女性を紹介され、意気投合いきとうごうしたのです。」続けて…

「木嶋君には、若い…はるかさんがいるので、同年代は気休めかも…」小室さんと、木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「富高さん、少し…誤解があるね…確かに、はるかさんと交際していますが、あくまで…友達の関係から脱皮だっぴしていない。麻美さんは、同じ年代だから…自分に迷いがしょうじたときに、《アドバイス》を求めているのです。その貴重きちょうな《アドバイス》を聞き入れない時が多々(たた)ありますが…。」苦笑いを浮かべ、富高さんに答えたのだ。

小室さんは、

「それが、飲み屋の女性でも、一人の女性として見てやらないとダメだぞ!割り切りが大切だ。」富高さんに伝えたのだ。

小室さんの右横に座っている…大森さんが、首を縦にうなずいていた。

それを見た木嶋は、

「大森さん、何か…思い当たることでもあるの?」悪戯いたずらっぽく…聞いていた。

大森さんは、

「何も…ないよ!」右手を顔の前に出し、振っていた。

木嶋は、

【もっと】ツッコミを入れようかと考えていたが、大森さんの立場をあやうくしても仕方がないと諦めたのであった。

小室さんが、

「今日は、木嶋や、富高と飲んでいて楽しいよ!大森も、仕事での【さ晴らし】をしないとな!自分も、関内に行こうかな?」

木嶋は、

「本当ですか…?」驚きながら…小室さんに聞き返していた。

小室さんは、

「行くよ!大森はどうするんだ?」大森さんに問いかけていた。

大森さんは、

「自分は、別な店で…」小室さんに伝えた。

木嶋は、

「いつものところかな?」大森さんに聞いていた。

大森さんは、

「別に、答えなくてもいいでしょう?」ツレナイ返事を返していた。

木嶋は、

「大森さん、冷たいね!」大森さんへ、クールに話したのだ。

富高さんは、

「誰でも、話したくないこともあるよ。」木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「そうだよね!」納得するしかなかった。

小室さんは、

「そろそろ…おひらきにしますか?」木嶋、富高さん、大森さんに問いかけていた。

木嶋は、

「そうしましょう!」小室さんに答えたのであった。

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