表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
268/968

第268話

木嶋は、おでん屋『S』の前に立ち止まり…。

携帯を、Gパンのポケットから取り出した…。

再び…小室さんの携帯に電話をした。

「プッ、プッ、プッ、プルー」呼び出し音が鳴っている。

呼び出しをしても、なかなか電話がつながらない。

「何をしているんだろう?」

木嶋も、大森さんも、不安になりながらも、いらちを隠せずにいた。

何度…かけ直しているか分からない!

「参ったね。大森さん、どうしよう?電話に出ないよ!」木嶋は、大森さんにこぼしていた。

大森さんは、

「小室さん、酒の酔いが回るのが早いからね!木嶋君、2人で、他の店に行こうか?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「もう一度…【チャンス】をもらって掛けてみましょう!この電話に出なかったら、大森さん、他の店で飲みましょうか?」大森さんに答えていた。

大森さんは、

「そうだね!」木嶋の提案にうなずいていた。

「プッ、プッ、プッ、プルー」何回目か?判らないくらい呼び出しをしていた。

「もしもし…小室ですが…!」

やっと…小室さんが電話に出た。

「木嶋です。小室さん、何回も電話したんですよ」木嶋は、怒った口調くちょうで小室さんに話していた。

小室さんは、

「あっ…そうか?何回も、電話してもらって…悪かった!木嶋、今、どこにいるんだ?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「今、おでん屋『S』の前に、大森さんと一緒にいます。小室さんは、どちらにいますか?怒っていますよ!いつまで、待たせるんだって…」木嶋は、小室さんに問い詰めていた。

小室さんは、

「それは、《マズイ》な!大森をなだめてくれるか?今、おでん屋『S』の中にいるよ!富高と話しをしていたら盛り上がってしまい、電話に出ることが出来なかった!早く、来てくれ…。」木嶋に答えていた。

木嶋は、

「分かりました。おでん屋『S』のどこに座っているのですか?」

「入って…右だよ!直ぐに判るはずだ…」小室さんは、《ぶっきらぼうな》言い方で木嶋に伝えた。

「分かりました!」と、木嶋は答え、電話を切ったのだ。

木嶋は、

「大森さん、おでん屋『S』の中にいるみたいなので入りましょうか?」大森さんに声を掛けたのだ。

大森さんは、

「そうだね!寒さが、段々と身に染みて来たよ!」木嶋に話したのだ。

昼間は、冬にしては、あたたかったこともあり、夜になって…急激きゅうげきに、気温が低下していた。

この時期は、寒暖かんだんの差がはげしい。

暖冬だんとうだと言っても…

冬将軍が到来とうらいすると、さすがに寒くてふるえ上がってしまう。

大森さんの仕事は、表の作業をしているが、防寒着ぼうかんぎを着ているが…

冬の寒さは苦手で、休み時間になるたびに…

木嶋の作業エリアに来て…ストーブに手を当てて…だんをとっている。

木嶋、富高さん、小室さんは、ラインの中で仕事をしているが、

朝は寒くても、動けば身体からだが、ポカポカして暖かくなるのであった。

ふところは、給料を貰えば暖かくなるが、使えば使うほど…無くなって行く。

人は、自分の趣味を…

一つは持っているはずである。

スポーツ観戦、映画、音楽鑑賞、ドライブ、ボウリング、ゴルフ、テニス、釣りなど、色んなジャンルがある。

何もないのは、考えられないと思っている。

趣味を持つことに依って自分自身のスキルアップに繋がっていくのである。

木嶋の場合は、スポーツ観戦、映画、音楽鑑賞が…はるかとの共通点が、いくつも見つけ出すことが出来たのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ