表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
267/968

第267話

やっとの思いで、仕事が終わった木嶋は…

大森さんの元に向かって行こううとしたとき…

大森さんが、木嶋の元に歩いてきた。

「木嶋君、お疲れさま。今、職場に行こうと思っていたんだ!」大森さんは、木嶋に話していた。

木嶋も、

「自分も、今、仕事が終わったばかりなので…《ナイスタイミング》でした。」大森さんに伝えたのだ。

「木嶋君、これからロッカールームで着替えるんだよね?着替え終わったら…外で待っていてくれるかな?」大森さんは、木嶋に問いかけたのだ。

木嶋は、

「うん、いいよ!」大森さんに、こころよく返事をしたのであった。

木嶋も、大森さんも、同じロッカールームである。

お互いの様子ようすは、すぐに見られる距離きょりである。

会社の送迎バスの発車時刻まで…

まだ、余裕がある。

木嶋が、いつも、送迎バスに乗るのは、発車間際はっしゃまぎわが多い。

そのため…バスの運転手さんに不快な思いをさせることが、屡々(しばしば)ある。

これは、木嶋自身が直さないといけないことなのだ。

先に着替えを終えた木嶋は、ロッカールームの外に出て、大森さんが来るのを待っていた。

木嶋から遅れること…3分。

大森さんが出てきた。

左腕にしている腕時計を木嶋は確認した。

「発車まで…あと3分か…今日は、余裕があるな!」安心感を漂わせていたのであった。

「木嶋君、バスの発車時間は大丈夫?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「時間に、余裕があるから大丈夫です。」大森さんに伝えた。

大森さんは、

「この時間は、乗っている人が多いね!」驚いた様子で木嶋に声を掛けていた。

木嶋は、

「そうだね!いつも…このバスに乗るが、週末だと言うのに、会社で仕事をしている人が多いね!」大森さんに答えたのだ。

バスのドアが閉まり、会社を出たのだ。

「木嶋君、小室さんに電話しなくていいの?」大森さんが、木嶋に問い掛ける。

木嶋は、

「最寄り駅に着いたら、電話すればいいでしょう!」大森さんに話したのだ。

木嶋が先に乗り…

大森さんが、あとからバスに乗り込んだ。

一番いちばんうしろの座席が空いていたので…

そこに、大森さんと一緒に座った。

バスのすわ心地ごこちが悪いのか?

【ソワソラ】していた。

木嶋は、バスに乗り慣れているのか?

《そんな不安はない。》

大森さんは、普段からマイペースなので、人が運転するよりも、自分で、運転した方が楽なのである。

送迎バスが、最寄り駅に着いた。

「大森さん、降りるよ!」木嶋は、大森さんに声を掛けた。

大森さんも、あとからバスを降りたのだ。

Gパンのポケットから、木嶋は、携帯を取り出した。

「大森さん、今、小室さんに電話するからね!」大森さんに伝え、

小室さんの携帯番号をメモリーダイヤルからスクロールした。

「プッ、プッ、プッ、プルー」呼び出している。

なかなか電話に出ない。

不安な表情が、木嶋の顔を曇らせていく。

「木嶋君、どうしたの?」大森さんが、木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「呼び出しているが、電話に出ないんだ!」大森さんに聞いていた。

大森さんは、

「気づかないのかも知れないよ!」木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「おでん屋『S』に向かいましょう!」大森さんに話したのだ。

大森さんは、

「その方がいいかもね!もし、そこに、いなかったら…別なところで、2人で飲もうよ!」木嶋に提案した。

木嶋は、うなずいたのであった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ