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第248話

木嶋は、

「元気ですよ。何故?そんなことを聞くのですか?」小室さんの問いかけにクエスチョンマークが、頭の中に付いていた。

小室さんは、

「木嶋の後ろ姿を見ていると、哀愁あいしゅうただよっているぞ…」木嶋に問いかけていた。

木嶋の横で、小室さんとの会話を聞いていた三谷さんは、

「小室さんの言う通りで、自分も、木嶋のことが気になっているんですよ!」小室さんに同調どうちょうしていた。

木嶋は、

「別に…変わったこともありません。三谷さんも、小室さんも、決めつけで物事を言わないで下さい!普段通りだと思っていますから…」小室さんと、三谷さんに伝えたのだ。

小室さんは、

「木嶋が、普段通りなら良いんだ。明日あした金曜日…予定空いているか…?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、麻美の店…クラブ『U』に行く予定がある。

「ここで、小室さんの誘いを断るわけにもいかないな!」そう考えつつも 「明日ですか…?当初、予定があったのですが、日にちが変わったので大丈夫ですよ!」小室さんに答えたのだ。

三谷さんは、

「小室さん、自分も、大森さんと一緒に行っても良いですか?」小室さんに質問していた。

小室さんは、一瞬いっしゅん躊躇ためらいながらも…

「大森も、三谷も、大丈夫なのか?」三谷さんに答えるしか出来なかった。

三谷さんは、

「大丈夫です。大森には、自分が、話しをしておきますか?」小室さんに問いかけたのだ。

木嶋が、

「小室さん、大森さんに、自分が話しますよ。」小室さんに伝えたのだ。

小室さんは、

「そうだな。木嶋から大森に話した方が、スムーズかも知れないな!そうしてくれるか?」木嶋に依頼いらいをしたのだ。

木嶋は、

「分かりました。午後3時か、5時の休み時間に話しをしてみます。良い回答が得られるかは解りませんが…!」小室さんと、三谷さんはうなずいた。

小室さんは、

「木嶋、あとを頼んだぞ!」木嶋に言い残し、自分の職場に戻って行ったのだ…。

やっとの思いで解放された気分になっていた。

「あとで、麻美にメールをしよう。」木嶋は、そう思いながら仕事にはげんでいた。

「キーン、コーン、カーン、コーン」

午後3時の休み時間のチャイムが鳴っている。

木嶋は、現場の近くにある自動販売機で、缶コーヒーを買い、大森さんのところに向かった。

「大森さん、明日、予定あるかな?」大森さんの姿を見つけ、木嶋が声を掛けていた。

大森さんは、

「木嶋君、明日?何かあるの?」怪訝けげんそうな顔つきで、木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「あまり…変な顔をしないでよ。滅多めったに、あいだの休み時間に来ないのだから…。」大森さんに話しつつ、

「先ほど、小室さんが来て、《飲みに行かないか》と、誘いが来たが、断るのもどうかと思うが…」木嶋は伝えていた。

大森さんも、

「小室さんと、飲みに行く機会は、なかなかないからね。たまには…行こうかな!他に…誰か…来るの?」木嶋に問いかけたいた。

木嶋は、

「三谷さんも来るみたいだよ!」大森さんに伝えたのだ。

大森さんは、

「エッ…三谷さんも来るの?」驚きながら…木嶋に答えていた。

木嶋は、

「本人が、来る満々(まんまん)なのに、《来なくていいなんて》…水を差す発言なんか出来ないよ。」大森さんに話していた。

大森さんは、

「そうだね。明日、行くよ。小室さんに伝えてくれるかな?」木嶋にお願いをしていた。

「分かりました。小室さんに回答します。」大森さんに話し、その場を離れて行くのであった。

木嶋は、腕時計で時間を確認すると、もうすぐ休み時間が終わろうとしていた。

「5時の休憩時間に小室さんの職場に行こう!」自分に言い聞かせていたのであった。

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