表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
205/968

第205話

はるかは、

「私は、どこで待っていようかな?この辺りに、コーヒーショップは…あるの?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「関内は、プロ野球を観戦に来ますが、反対側の出口。こっちは、あまり歩かないから、コーヒーショップが、あるか?ないか?解りません!はるかさんが、探した方がいいかもしれません!」はるかに答えたのだ。

「そうですか…。歩きながらですが、ファーストフードショップ『M』は、大通り沿いで見つけたのですが…。今、木嶋さんが行こうとしているクラブ『O』は、この近くに、ないのですか?」はるかは、木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「まだ、歩きます!関内駅から遠いんですよ。」はるかに伝えた。

はるかは、

「マジですか?なんか…歩く元気がなくなって来ちゃいました!木嶋さん、横断歩道を渡らずに止まって下さい。」木嶋に話し、

【HERMES】のバッグから携帯を取り出した。

「今の現在地は…どこかな?」携帯の画面を覗きながら、関内駅からのマップを出していた。

はるかは、

「木嶋さん、この近くに、コーヒーショップ『S』があるので、そこに行きませんか?」

木嶋は、

「いいよ。歩いて…どれくらいの距離かな?」はるかに聞いていた。

はるかは、

「およそ…5分ぐらいですね!」木嶋に答えたのだ。

木嶋は、

「分かりました。コーヒーショップ『S』に行きましょう!」はるかに同意を求めた。

はるかは、

「ヤッター」と、声を上げ…喜びを表現していた。

大通りの横断歩道を直進して、最初の路地を左に曲がった。

少しすると…

コーヒーショップ『S』があったのだ。

木嶋は、玲や麻美のいるクラブ『O』や『P』などに、何度も来てはいるが、大通りから歩いて行くので、一本裏いっぽんうらまでは、気がつかなかった。

関内駅周辺に、ファーストフード『M』があるのを認識していたぐらいであった。

木嶋は、

「はるかさんを、関内に連れて来て…正解なのかな?」頭の中では、クエスチョンマークが付いていた。

コーヒーショップ『S』に入り、木嶋は、奥のテーブルに座った。

はるかは、

「何にしようかな?」

メニューを見上げながら思案していた。

オーダーするのが決まったみたいである。

木嶋を、手招てまねきしていた。

リュックを座席に置いて、はるかの元に向かった。

「はるかさん、決まったの?」はるかに問いかけたのだ。

はるかは、

「木嶋さん…あとで、食事をしますよね?」木嶋に聞いていた。

「横浜に戻って、食事をしようかと考えていますが、はるかさん、予定があると話していましたよ。」木嶋は、はるかに答えたのだ。

「そう言えば、予定があったんだ。」はるかが、残念そうに、木嶋に伝えた。

木嶋は、

「仕方ないね!何を、オーダーするのかな?」はるかに尋ねた。

はるかは、

「ホットでイングリッシュブレックファースト。ショートサイズでお願いします。」

「ホットのイングリッシュブレックファーストね。」木嶋は、復唱ふくしょうした。

はるかは、木嶋のリュックが置いてある座席に向かった。

女性店員さんが、

「ご注文が、お決まりでしたら…うけたまわり致します。」木嶋に声を掛けた。

木嶋は、

「ホットのショートサイズで…イングリッシュブレックファースト。」女性店員さんに伝えた。

「ホットのイングリッシュブレックファーストのショートサイズですね!かしこまりました。340円です。」女性店員さんが、木嶋に答えていた。

木嶋は、Gパンのポケットから財布を取り出し、340円を女性店員さんに渡した。

「レシートはりますか?」女性店員さんが、木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「要りません!」と答え、

後方こうほうでは、男性店員さんが、手際てぎわ良く、

《イングリッシュブレックファースト》を作っていた。

《こちらが、ホットのイングリッシュブレックファーストです。》女性店員さんが、木嶋に手渡した。

木嶋は、

《イングリッシュブレックファースト》を持ち、はるかが、座っている座席に歩いて行くのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ