表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
181/968

第181話

「本当なら、来週、店で、バレンタインのイベントがあり、その時に渡せばいいかなと考えていたのですが…木嶋君に、予定があるから…今日が一番良い日かなと思っていましたよ!」麻美は、木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「そうだね。自分としては、こうして、《プライベート》で会えるのが一番いいよ。はるか、玲、麻美さんの何処どこの店に行っても、コストが高いからね!」麻美に話したのだ。

麻美は、

「そうだね!木嶋君の言われて通りです。頻繁ひんぱんに、飲み歩くことは出来ないよね。私も、営業活動しないと、立場たちばが弱いから、店長に、イヤミを言われるからね!近いうちに、自分のお店を出す予定?」木嶋に答えたのだ。

「麻美さんの、店を出す話しは、以前から聞いているよ!いつになれば実現するのだろう…と思っている!出来ることなら…はるかや玲が同じ店にいれば、麻美さんが、全員のお目付け役になるのにね…!」木嶋の本音を、麻美に話していた。

木嶋の思いを聞いた麻美は、

「そうなった時は、よろしくね!」木嶋に、自信満々(じしんまんまん)に答えていた。

女性店員さんが、先ほどオーダーしたバニラアイスを運んで来た。

「お待たせしました。バニラアイスです!」木嶋、麻美、玲奈の順番で置いて行く。

「こちらで以上です!」木嶋に声をかけ、

木嶋は、

「ありがとうございます!」女性店員さんに伝えたのだ。

女性店員さんは、木嶋のテーブルを離れて行く。

玲奈が、

「ママ。玲奈にバニラアイスを食べさせて…」

麻美に、

【オネダリ】をしていた。

「じゃあ!玲奈、お口を開けてね!はい。アーンして…」

麻美は、スプーンで、すくったバニラアイスを、玲奈の口を入れた。

玲奈は、

「おいしい!」小さなっぺたを、大きく広げたのだ。

木嶋は、自分の手元にあるバニラアイスを食べていた。

すると…玲奈が、

「賢お兄ちゃん。玲奈に食べさせて…」

木嶋に、

【オネダリ】をしていた。

木嶋は、

「ママに…聞いてみて。ママが、OKしてくれないと…どうすることも出来ないよ!」玲奈に話していた。

玲奈は、

「ママ。賢お兄ちゃんに、お願いしてもいいかな?」麻美に尋ねていた。

麻美は、

「賢お兄ちゃんが、OKならいいならいいよ!」玲奈に伝えたのだ。

木嶋は、

「自分ならOKですよ。あとは、麻美さん次第。」麻美に一任したのだ。

麻美は、

「木嶋君。玲奈は、一度、ワガママ言い出したらキリがなくて…ここは、ヘルプして…?」木嶋に、そう話すしかなかった。

木嶋は、

「麻美さんの頼みを、断る理由もない!いいよ!」麻美伝えたのだ。

木嶋は、麻美の目の前にあるバニラアイスを、

玲奈に、一口食べさせていた。

玲奈は、満足げに微笑んでいた。

「玲奈に、甘えさせることが出来るなんて、思いもしなかったのだ」

木嶋は、嬉しく思っていた。

「木嶋君、良かったね!」麻美が、木嶋を褒めていた。

「玲奈に、好かれたのかな!」麻美に尋ねた!

麻美は、

「そうかもね!先ほど、富高君のバレンタインを、木嶋君に預けたので、渡して下さい!」木嶋に頼んでいた!

木嶋は、

「明日、富高さんに、会社で渡しますよ。渡したら連絡をします!」麻美に伝えたのだ。

麻美は、

「お願いします。」

ふと、木嶋は、時間を確認した。

午後1時を過ぎていた。

時間が経つのは、早い!

木嶋は、

「麻美さん、時間は、大丈夫なの?」麻美に聞いていた。

麻美は、

「そろそろ帰ろうかな!と思っています!」木嶋に伝え、

木嶋は、

「帰りましょうか!また、麻美さん、玲奈と会える日が来るようにね!玲奈ちゃん、今日は、ありがとうね!」麻美と玲奈に、お礼を述べていた。

麻美も、

「そうだね!玲奈も、木嶋君が好きみたい!

」木嶋に話し、

玲奈も、

「賢お兄ちゃん、今日は、ありがとうございました。」気持ちを、木嶋に伝えた。

木嶋は、思わず目頭めがしらが熱くなっていた。

麻美は、

「木嶋君、行きましょうか?」

座席を立ち、玲奈を連れて行く。

木嶋も、会計伝票を持ち、会計に向かい、支払いを終えた。

お互いの車に乗り、

玲奈が、

「賢お兄ちゃん。またね!」

麻美の車の窓から、小さい手を振っていた。

木嶋も、手を振り返し、車のキーを入れ、エンジン始動し、

『Denny's』をあとにした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ