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第179話

木嶋が、

「麻美さん、以前、子供の名前って、聞いたことがあるかな?」麻美に聞いたのだ。

麻美は、

「木嶋君に、一度、話したことがあったと思いますが…もう一度、教えます。玲奈れいなって言います。」木嶋に話したのだ。

「玲奈です。」木嶋に、会釈えしゃくした。

「玲奈ちゃんね。よろしく!」木嶋は、玲奈に頭を下げ挨拶あいさつしたのだ。

玲奈は、

「お兄ちゃんの名前は…?」木嶋に聞いていた。

けんって…呼んで!」玲奈に伝えたのだ。

「賢お兄ちゃん!」玲奈が、木嶋を呼んでいた。

木嶋は、照れていた。

小さい子供に、親しみを込めて、

「お兄ちゃん」と呼ばれたことなど数少ない。

両親の実家が、長野県にあり、帰省して親戚の家に出かけても、小さい子供がいない。

麻美は、

「木嶋君、そんなに照れなくてもいいじゃん!」木嶋にツッコミを入れた。

木嶋は、

「照れていないよ。ただ、どう対応したらいいか?分からないよ!」両手を、お手上げポーズをしていた。

「玲奈は、人見知りはするけど、普段と同じようにしていれば、慣れてくるから心配しないで…。」麻美が、木嶋に伝えた。

木嶋は、

「玲奈ちゃんも、人見知りするんだ?分かりました。普段通りにしているよ!」麻美に答えたのだ。

女性店員さんが、先ほどオーダーした商品を、テーブルに運んできた。

「お待たせしました。蟹雑炊のお客様。」女性店員さんが、木嶋に尋ねた。

木嶋は、右手を麻美の方に向けた。

女性店員さんは、蟹雑炊のお客様。」女性店員さんが、木嶋に尋ねた。

木嶋は、右手を麻美の方に向けた。

女性店員さんは、女性店員さんは、木嶋たちに伝え、伝票をテーブルの上にある円形筒えんけいとうに入れて離れようとしたとき、

麻美が、

「あっ…すいません!小さいうつわと、スプーンを下さい!」女性店員さんに頼んだのだ。

女性店員さんは、

「少々、お待ち下さい!」麻美の元から、離れて行った。

木嶋は、

「オーダーするときに、気がつけば良かった…配慮が足りず申し訳ない!」麻美に、頭を下げていた。

麻美は、

「私が、気がつかないといけないから…」

木嶋は、麻美の言葉に、

『ホッ…と』むねろしていた。

先ほどの女性店員さんが、麻美が依頼した、小さい器とスプーンを持ち、

「先ほどの小さい器とスプーンです。」麻美に手渡した。

麻美は、

「ありがとうございます。」

女性店員さんに伝えたのだ。

女性店員さんは、

「ごゆっくり…お召し上がり下さいませ!」麻美に伝えて、テーブルから離れて行った。

木嶋は、

「麻美さん、食べようか?」麻美に声を掛けた。

「そうしましょう。いただきます!」木嶋に話し、

玲奈も、

「いただきます!」言葉を返したのだ。

木嶋は、その姿を見ると、

「早く、家庭を持ちたい。」と、はるかとの【結婚願望】が強くなっていく…。

麻美が、蟹雑炊を掻き混ぜながら、小さな器で、玲奈が食べられる量を、少しずつ入れていた。

木嶋は、粉チーズをかけてたのだ。

「木嶋君。タバスコは…かけないの?」麻美が、木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「自分は、タバスコは…かけないよ…。」麻美に伝えたのだ。

「そうなんだ。」麻美は、木嶋に答えたのだ。

木嶋は、麺を掻き混ぜながら、食べ始めた。

麻美は、

《フー、フー》

息をかけながら、玲奈にスプーンで食べさせていた。

木嶋は、

「自分にも、玲奈ちゃんぐらいの子供がいても、可笑おかしくないよね?」麻美に問いかけていた。

麻美は、

「そうだね!木嶋君と私と同じ年代だよね。」頷きながら、木嶋の問いかけに答えたのだった。

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