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第132話

木嶋は、

「食事するところは、自分が決めないで、当日の流れに沿うようにしよう。」電車の中で、揺られながら、一つの結論にたっしたのだ。

木嶋は、昼休み開始のチャイムが鳴ったと同時に、富高さんの現場に向かったのだ。

富高さんのいる現場に着き、声を掛けたのだ。

「富高さん、今度の金曜日のことすが、午後7時に関内駅に待ち合わせと麻美さんから話しがきたので、OKしました。大丈夫かな?」木嶋は、富高さんに確認をしていた。

富高さんは、

「うん、大丈夫だよ!他からも飲む話しがあったが、最初から木嶋君の予定があったので、丁寧ていねいに断ったよ。」木嶋に話していた。

木嶋は、

「ありがとうございます。麻美さんも楽しみにしているので、裏切らないようにしないと…体調管理は、おこたらないようにね!」富高さんに伝えたのだ。

富高さんも、理解を示していた。

今まで、木嶋と富高さんは、はるかや麻美、玲の店に飲みに行く日にちを決めて、その約束を破ったことは一度もなかったのだ。

富高さんが、行かれなくなることは、想定もしていない。

木嶋は、はるかのいるクラブ『H』でも、一人で行くのを躊躇ためらうのだ。

一人で行くよりも、気心きごころ知れた仲間がいた方が、精神的にも、気楽である。

富高さんも、一人で行くタイプではない。木嶋や小室さんと一緒に飲む機会が多い。

木嶋も、麻美のいるクラブ『U』に、

【小室さんを連れて行こうか?】思案をしていた。

木嶋は、一度、小室さんを、クラブ『H』に連れて行こうと思ったことはある。

木嶋の頭の中で、シュミレ-ションして見たが、若い女性たちが多くいる場所に、小室さんが馴染なじむのが難しい。

はるかが、恐怖心を感じてしまうだろうと、二の足を踏んでしまう。

木嶋から見れば、年配の小室さんは、木嶋が会社に入社した時から見ているので、富高さんよりも理解度は高いはずである…。

また、女性がいる人数が少ないクラブ『U』で、麻美さんと話すのが一番良い方法かも知れないのだ。

そうひらめいた木嶋は、

「富高さん、小室さんも一緒に誘いませんか…?」富高さんに尋ねていた。

富高さんは、

「小室さんも誘うの…?」不思議そうに、木嶋に問い掛けていた。

「うん、以前、はるかさんがいるクラブ『H』に、自分と一緒に行こうとしたことがあるが、若い女性たちと会話をするより、麻美さんのいるクラブ『H』の方がスムーズに溶け込むことが出来ると思う。」木嶋は、富高さんに提案をしたのだ。

富高さんは、

「いいよ。小室さんとも飲む機会が少ないからね。」木嶋に答えたのだ。

木嶋は、

「それなら話しが早いね。これから一緒に小室さんが休憩しているところに一緒に歩いて行こうよ!」富高さんを、誘ったのだ。

富高さんも、

「いいよ!」こころよく賛成してくれたのだ。

富高さんは、休憩している場所から立ち上がり、木嶋と共に、歩き始めたのだ。

富高さんは、

「木嶋君、小室さんの居るところは判っているのかな?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「小室さんの居るところは、事前に聞いていますよ!」富高さんに答えていた。

木嶋と富高さんは、小室さんの元に辿たどり着いた。

木嶋は、

「小室さん、今週の金曜日、予定が空いていますか?」小室さんに問いただした。

小室さんは、

「今週の金曜日?何もなかったような気がするが…何かあるのか?」木嶋と富高さんに尋ねていた。

富高さんは、

「金曜日に、木嶋君と飲みに行くんですよ!」小室さんに話したのだ。

小室さんは、

「どこに飲みに行くんだ。」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「横浜の関内ですよ!」小室さんに答えたのだ。

「関内?随分なところで飲むな!」木嶋に話したのだ。

「関内は、知り合いがいるので、そこで飲んでいるんですよ。」木嶋は、小室さんに伝えたのだ。

「木嶋の行きつけのところか?」小室さんは、木嶋に聞いたのだ。

木嶋は、

「そうですよ。自分と同じ世代の女性ですから、話しをするのにはいいのではないですか?」小室さんに話したのだ。

富高さんも、

「自分も、何回か会ったことがありますよ。小室さんも話しがしやすいと思いますよ。」木嶋を援護射撃えんごしゃげきをしたのだった。


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