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第112話

木嶋は、

「富高さん、麻美さん、何て話していました?」富高さんに尋ねたのだ。

「日にちが、近くなったら木嶋君に連絡するって言っていたよ!」富高さんは、木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「日にちも、まだ、余裕があるからあせることもないね!」富高さんに聞いたのだ。

富高さんは、

「そうだね。今年は、始まったばかりだよ。それに、木嶋君もはるかさんと約束もあるんだよね?」木嶋に聞いたのだ。

木嶋は、

「そうです。はるかさんと約束があり、《ドタキャン》すると怖いからね。クラブ『U』に行く週に、待ち合わせ場所とかを決めればいいか…。」なかば投げやり気味になっていた。

「木嶋君、あと宜しく…。」富高さんは、木嶋に問い掛けたのだ。

「了解しました。」と、木嶋は、富高さんに話して、現場をあとにしたのだ。

木嶋は、

「ズッ、ズッ、ズッ」靴の音を聞かせながら、自分の現場に歩いていた。

すると、携帯が…

「ピローン、ピローン、ピローン」聞き慣れた着信音が鳴っている。

携帯のディスプレーを覗くと、はるかからであった。

木嶋が、電話に出たのだ。

「もしもし、木嶋ですが…。」

「はるかです。お久しぶり。何回も電話をしたのですが…ずっと話し中でした。誰と話していたのですか?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「麻美さんと話しをしていました。自分が、コールして…。富高さんが、おもに携帯で話していたのです。」はるかに答えたのだ。

はるかは、

「本当ですか?木嶋さんが、麻美さんと私のことで、話しをしたいから富高さんの名前を出せば納得すると思ったのではないですか?それが、電話した理由ではないですか?」木嶋に尋ねていた。

木嶋と麻美が、2人で共同戦線を張っているのではないか。はるか自身が 警戒心を抱いていた。

麻美が、はるかのことを良く思っていないのは、木嶋も、はるかも認識をしていた。

木嶋は、はるかを大切にしたい気持ちは、人一倍ひといちばい強い。

「いや〜参ったね。はるかさんに、そのように見られていたなんて…【プチ…ショック】です。」木嶋は、はるかに伝えたのだ。

はるかは、

「だって…木嶋さん、麻美さんと話したり、クラブ『U』に富高さんと一緒に行くと、私に冷たい態度になるから不思議だなと感じてしまうのです。」

木嶋は、

「はるかさんが、今、言われてたことに、否定も肯定もしません。理解をして戴きたいのは、自分が決めた信念を曲げることはしません。それが、クラブ『U』や『O』で飲んでしまうと、その場の雰囲気に流されてしまう自分が悪いのです。」はるかに話したのだ。

はるかは、

「そうですね。その場に、私がいれば反論することは出来ますよ。今度、麻美さんのクラブ『U』に連れて行って下さい。お願いします。」木嶋に、電話口で、冷静に話していた。

「分かりました。麻美さんと相談してから、はるかさんに連絡します。」木嶋は、はるかに答えたのだ。

はるかは、

「楽しみに待っていますね。麻美さんのクラブ『U』に、いつ…行くのですか?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「日にちは、1/31(金)です。富高さんも行きますよ。」はるかに答えたのだ。

はるかは、

「1/31(金)ですか?予定を確認してから木嶋さんにメールを送信しますね。」

「はるかさんの回答を待ってます。」木嶋は、はるかに話したのだ。

はるかは、

「は〜い。今日、仕事は早く終わるのですか?」

「まだ、判りません!夕方5時に、電話をしてみて下さい。」木嶋は、はるかに話したのだ。

「夕方に電話しますね!」そう言って電話を切ったのだった。

昼休みが終わるチャイムが、

「キーン、コーン、カーン、コーン」と鳴り響いていた。

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