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第111話

「あっ、それでもいいよ。今、決めても予定が変わる場合があるからね。」富高さんは、木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「申し訳ないね!」富高さんに話したのだった。

「気にすることないよ。」富高さんは、木嶋に話し、元気付けていた。

「富高さん、この場で麻美さんに、コールするので話しをしようか?」木嶋は、富高さんに聞いたのだ。

富高さんは、

「麻美さんと話しをするなんて…《ドキドキ》しちゃうよ。自分は、携帯を持っていないから何を話せばいいのだろう?判らないよ。」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「富高さん、クラブ『U』で話しているように、普段通りでいいよ!緊張しないでね!」

案外あんがい年甲斐としがいもなく、緊張してしまうかもよ!」富高さんは、照れ笑いをしながら、

木嶋も、

「ハハハ」と笑っていた。

人は、日常生活の中で、笑いがない生活を考えたことがあるのだろうか?

世の中、お笑いブームではあるが、本当に、【トークが上手いか?下手か?話題が豊富か?】で分かれてしまう。

一世いっせい風靡ふうびしても、人気を維持するのが大変であると同時に、夜空に浮かぶ星たちのように、一瞬だけで通り過ぎて行く人もいるのである。

新聞、テレビ、ラジオ、インターネット、いつ、どんな場面でも、情報が簡単に入手出来てしまうのが一番怖い。

一つ間違いを起こしてしまうと、周りが見えずに、奈落の底へ突き落とされる。

何%の確率で、い上がっていくのだろうと、色んなツールを駆使しながらも、今は、《インターネット》が主流なのか?と、便利な半面、痛感つうかんしていたのだ。

木嶋は、手に持っていた携帯を、リダイヤル画面を出し、麻美にコールしていた。

「プルッ、プルー、プルー」呼び出している。

麻美が電話に出た。

「もしもし、麻美です。」

「おはようございます。木嶋です。今、富高さんの現場に来ていますよ。」木嶋は、麻美に伝えたのだ。

「富高さんのところにいるのですか?クラブ『U』に来る日は、決まりましたか?」麻美が、木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「正式に決まりました。当初、メールで話した通り、1/31(金)に行きますよ。もちろん、富高さんと一緒です。」麻美に話したのだ。

麻美は、

「本当ですか?嬉しいな!久しぶりに、富高さんと飲めるのかな!」

木嶋は、

「飲めますよ。今、富高さんと電話を替わります。」

携帯を、左隣りにいた富高さんに渡したのだ。

「もしもし、富高ですけど…。麻美さん、元気でしたか?」富高さんが、麻美に問いかけていた。

「富高さん、麻美です。私は、元気でしたよ。クラブ『U』に、遊びに来てくれませんね?」麻美が、富高さんに尋ねていた。

富高さんは、

「自分も、飲むのは好きですが、一人では行きにくい。携帯も持っていないからね!」麻美に答えたのだ。

麻美は、

「富高さん、一人で来れないなら、木嶋君と一緒に来ればいいのに…。」富高さんに伝えたのだ。

「自分も、木嶋君も仕事が忙しいんですよ。また、木嶋君は、はるかさんとの約束を優先するように話してあるし、自分も、若い、はるかさんと会話をしないと現場の若い人たちと会話が続かないですよ。」富高さんは、麻美に、木嶋の今の現状を話していた。

富高さんの右隣りで、木嶋は、首を縦に振っていた。

麻美は、

「それもそうだね。木嶋君は、はるかさんが大事なんだから…。」電話口で、ボヤいていた。

富高さんは、

「麻美さん、仕方ないよ。木嶋君が好きな女性だからね。」麻美に伝えていた。

「私は、富高さんと待ち合わせが出来るのを、指折り数えて待っていますよ。日にちが近くなったら木嶋君を通して、待ち合わせ時間と場所を決めますね!」麻美が、富高さんに話したのだ。

富高さんは、

「そうしましょう。木嶋君にも伝えます。」

麻美との会話を終えて、木嶋に、携帯を渡したのだった。

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